モロヘイヤを原料にした青汁に期待できる効果

モロヘイヤを原料にした青汁に期待できる効果
青汁の定番原料と言えば、ケール、大麦青葉、明日葉の3大原料と呼ばれる野菜ですが、実はもう1つ、ある野菜を使った青汁が人気だってご存知でしょうか?

もちろん、人気があるのには理由がある!
その理由を探ってみたいと思います。

青汁の原料に使われることもある『モロヘイヤ』という野菜

『モロヘイヤ』という野菜を、ご存知でしょうか?

青汁の3大原料と呼ばれている、ケールや大麦若葉、明日葉は、普段、野菜売り場で見掛ける機会はありませんが、このモロヘイヤは旬である夏の時期になれば、スーパーなどでも簡単に手に入れることが出来ます。

日本では1980年頃から栽培が始まり市場に出始めたため、比較的新しい野菜のように思われますが、実はその歴史はとても古く、なんとクレオパトラの食事としても用いられていたのだそうです。

モロヘイヤは、エジプトやアフリカ北部といった、気温が高く乾燥した地域が原産の野菜です。そんな気候の中でも半年で2mにまで育つほどの旺盛な生命力が、特徴でもあります。

モロヘイヤは、栄養価の高さから現在では『野菜の王様』との異名を取るほどなのですが、古代エジプト王の時代には、王の重病を治したことから『王様の野菜』と、呼ばれていたのだとか。

このことが由来となっているのか、この”モロヘイヤ”という名前はアラビア語で『王が食べる野菜』という意味なんです。

ただ、モロヘイヤは余りにも栄養が豊富なため、王族以外の食用が禁止されていた時代もあったということですから、もしかすると、それを一般の国民に知らしめるために、このような名前にしたのかもしれませんね?

日本では、市場に出回るようになってから現在でも、健康志向の高い人の間で人気の野菜です。

『野菜の王様』モロヘイヤの栄養素

では、早速モロヘイヤに含まれる栄養素を確認してみましょう。

・ビタミンB1、B2、B6、C、E、K
・βカロテン
・葉酸
・鉄
・カルシウム
・カリウム
・食物繊維
・マンナン
・ムチン
・ケルセチン

ビタミンやミネラルが豊富に含まれているということは、こうして含まれている栄養成分の名前を見るだけでも分かりますよね。
けれど、中には初めて目にする名前もありますか?

そして大事なのは、その成分には一体どんな効果が期待できるのか?という点です。

モロヘイヤに含まれる各栄養素の効果・働き

ビタミンB1

疲労回復、精神安定、炭水化物の代謝促進
ビタミンB1は、うなぎや豚肉などに多く含まれ、疲労回復効果で夏バテの防止などにも役立ちます。
また、炭水化物をエネルギーへと変換する働きもしているので、白米やパン、麺類を摂ることの多い日本の食生活には欠かせない栄養素です。

ビタミンB2

脂質の代謝促進、肌や粘膜の再生、老化防止
脂質の代謝を促す効果で、コレステロール値の減少が期待でき、ダイエットにも効果的です。

ビタミンB6

疲労回復、糖質・脂質・タンパク質の代謝促進
月経前症候群やつわりの症状の緩和に役立ち、女性ホルモンの働きを助けてくれるので、女性には特に欠かせない栄養素です。
糖や脂質の代謝も助けるので、肝臓に脂肪が溜まるのを防ぎ、動脈硬化予防にもつながります。
また、タンパク質の代謝促進により、皮膚や粘膜を健康に保ちます。

ビタミンC

抗酸化作用、免疫機能の向上、美肌・美白効果
皮膚を活性化するビタミンCのアンチエイジング効果は、もうきっとご存知ですね。
ストレスの緩和や、白内障の予防や改善にも効果があります。

ビタミンE

抗酸化作用、血行促進、生殖機能向上
ビタミンEの含有量が野菜の中でトップなのが、このモロヘイヤです。
若返りのビタミンとも呼ばれ、アンチエイジングに大きな効果を発揮します。
他にも、血流を改善し、生活習慣病の予防にもつながります。

ビタミンK

出血時の止血作用、骨粗しょう症の予防・改善
このビタミンにおいてもモロヘイヤは、含有量トップクラスを誇ります。
女性においては、出産時にこのビタミンKが不足していると、大量出血の原因へと繋がる可能性があります。
また、カルシウムを骨に取り込むという働きをするので、骨粗しょう症の予防に効果的です。

βカロテン

非常に強力な抗酸化作用、免疫機能の向上、粘膜の保護、美肌効果
緑黄色野菜に含まれるβカロテンは、体内で必要量がビタミンAへと変換されるという特性を持ち、皮膚や粘膜を保護する働きをします。
カロテンの非常に強い抗酸化作用が免疫力の向上、ガンの予防、老化防止などの効果を発揮します。

葉酸

妊娠中の悪性貧血や、中毒症の予防改善
葉酸はビタミンB群の1種で、「血をつくるビタミン」とも呼ばれ、特に妊娠中・授乳期は通常時の2倍が必要なだとされる栄養成分です。
それなのに、体に蓄積されることなく毎日排泄されてしまうので、毎日しっかり摂らなくてはなりません。

貧血の予防改善
ご存知、血液中のヘモグロビンの生成には欠かせない鉄分。不足すると鉄欠乏性貧血を引き起こします。
常に不足している栄養素としても有名で、特に女性の妊娠中にはしっかりと摂って欲しい栄養成分です。

カルシウム

骨粗しょう症の予防、ホルモン分泌機能維持、情緒の安定
歯や骨、のみならず、筋肉や腱の生成やスムーズな活動に欠かせない成分です。
また、カルシウムが不足するとイライラするというのは、血中のカルシウム濃度が減少することによる過興奮が原因だといわれています。

カリウム

心臓機能・筋肉機能の調整、血圧の調整、むくみ改善
カリウムには、体内の余分な塩分を排出する働きがあります。これにより、高血圧の改善や心臓への負担を軽減することに繋がります。

食物繊維

腸内環境の改善、中性脂肪の抑制
腸内環境を改善、不要な中性脂肪の蓄積を防ぐことで代謝力の向上、体質改善、ダイエット効果が期待できます。

マンナン

コレステロールの抑制、便秘解消、糖尿病の予防
あまり馴染みのない栄養成分かもしれませんが、コンニャク(グルコマンナン)の成分の水溶性食物繊維のことです。
血糖値やコレステロール値を抑制し、腸内環境を整える働きをします。

……と、「いくつか説明し忘れてない?」と思われましたか?

実はそれが、このモロヘイヤの中で、最も注目して欲しい栄養成分なのです。

モロヘイヤの栄養成分 これに注目!

モロヘイヤに含まれる栄養成分の中に、『ムチン』と『ケラセチン』というものがあります。
どちらも、あまり聞き慣れない名前ではないでしょうか?

けれど、ぜひ知っていただきたい栄養成分です。

ムチン

モロヘイヤには、独特の粘りがあるのをご存知でしょうか?

納豆やオクラ、ヤマイモ、昆布、モズクにも”ネバネバ成分”がありますがこれを『ムチン』と呼びます。

ネバネバが体に良い、という話を聞いたことがあるのではないでしょうか。

・疲労回復
・腸内環境の改善
・免疫力の向上
・胃炎、胃潰瘍の予防
・肝・腎機能の向上
・糖尿病予防
・ドライアイの予防
・タンパク質の吸収促進
・新陳代謝の活性
・老化防止

ムチンには、これらの効果が期待できるといわれています。

実はこのムチン、ヒトの体内の至るところに存在しています。(※植物のムチンとは異なる)
それは、粘膜。

目、呼吸器、消化器……といった場所に存在する粘膜の表面には、このムチンが存在し内壁を保護してくれているのです。

中でも胃壁を保護するムチンは、とても分厚くなっています。
だって考えてみてください。

胃の中は、食べた物を消化するための酸の海、胃酸がタップリあるんです。
もし、保護されていなければ、食べ物の前に胃壁が溶けてしまうでしょ?

それほどに、ムチンが粘膜を保護する力は強大だということなのです。

そのムチンを含む食品を、日本では諸外国に比べ食事の中に多く取り入れています。
それが、日本が世界有数の長寿国の所以であるとも考えられているのです。

ケルセチン

これは、ポリフェノールの一種です。
中でもタマネギの皮の部分に最も多く含まれ、他には、ミカンやブロッコリー、緑茶、ソバ等にも含まれています。

・生活習慣病の予防、改善
・血流の改善
・動脈硬化の予防
・脂肪燃焼
・骨粗しょう症の予防
・花粉症予防
・関節痛の緩和

ケルセチンに期待出来る効果には、このようなものがあります。

ケルセチンの強い抗酸化作用には、体内に発生した活性酸素を除去する働きがあります。
これによって血流を改善することで、動脈硬化や、生活習慣病の予防につながります。

また、抗炎症作用が関節の痛みを和らげ、グルコサミンやコンドロイチンといった軟骨成分と一緒に摂取することで、その効果がより発揮されるといわれています。

モロヘイヤを青汁で効果的に摂る

いかがでしょうか?

モロヘイヤを原材料に含んだ青汁が、なぜ人気なのか。ちょっと、分かったような気がしませんか?

そしてモロヘイヤが『王様』と呼ばれる所以も。

このモロヘイヤの青汁は、生活習慣病や高血圧、アレルギー症状の緩和、体内環境改善によるダイエットを望んでいる人にピッタリといえるかもしれません。

そして、ぜひ利用していただきたいのは、まさに今、妊娠中、もしくは授乳期間中だという人ではないでしょうか。

「でも、わざわざ青汁を買わなくても、モロヘイヤをそのまま食事として摂ってもいいんじゃないの?」

という人もいらっしゃるかと思います。

もちろん、それもアリです。
旬である夏場には、簡単に手に入れることも可能ですから。

ただ、その場合少し残念なのは『ケルセチン』の吸収率です。
ケルセチンは脂溶性であるため、体の中では溶けにくく吸収率もあまりよくないのです。

せっかく、優秀な働きをしてくれる栄養成分なのに、体に取り込まれないのでは役に立ちません。

その点、青汁として加工されたものであれば、体への吸収にも配慮されていますので、良い栄養を効率よく摂ることが出来ますね。

『王様』の持つ栄養を全て、上手に体に役立ててくださいね。

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