大正製薬 からだ環境青汁 口コミ・評価

大正製薬 からだ環境青汁 口コミ・評価
健康志向の高まりから、野菜が手軽に摂れる青汁に注目が集まっています。青汁を発売しているメーカーは今や数え切れないほどありますが、「あまりよく知らないメーカーのものより、なじみのある大手メーカーの青汁をまずは試したい」と考える方も少なくないことでしょう。

今回ピックアップしたのは「からだ環境青汁」。リポビタンDや風邪薬のパブロンなどでよく知られている医薬品メーカー、大正製薬の青汁です。

青汁をメインに取り扱っているメーカーやサプリメントのメーカー、食品メーカーなど、様々な業種の会社が青汁を提供する昨今、医薬品メーカーが作った青汁にはどんな特徴があるのかが注目されるところです。早速その内容を詳しく見てみることにしましょう。

大正製薬 からだ環境青汁の特徴は?

「からだ環境青汁」は大正製薬の「ヘルスマネージ」というブランドから発売されている青汁です。発売開始は2006年9月ですので、もう10年以上の歴史を持つロングセラー商品ということになりますね。

ヘルスマネージブランドでは現在いくつかの青汁商品が展開されていますが、からだ環境青汁はこのブランドの立ち上げと同時に発売された記念碑的な製品です。第一号商品として開発されるにあたって、原材料選びから製法に至るまで従来の青汁とはひと味もふた味も違うこだわりが垣間見られるものとなっています。

大正製薬 からだ環境青汁の原材料は?

からだ環境青汁のメイン素材として使用されているのは大麦若葉、甘藷若葉、ケールの3種類。これに高麗人参、ウコン、杜仲茶、どくだみ、甘草、無臭ニンニク、エゾウコギ、グァバ葉、桑の葉、田七人参、米胚芽、水溶性食物繊維、ビール酵母、オリゴ糖、きな粉の15種類の健康素材をブレンドした構成になっています。

では各素材の特徴を見てみることにしましょう。

大麦若葉

大麦として育ち切る前の葉を刈り取ったもの。クセや苦味がなく、香ばしさがあることから現代の飲みやすい青汁には欠かせない健康食材です。

栄養価は非常に高く、とりわけβカロテン、ビタミンB群、葉酸、ミネラル、食物繊維が多く含まれています。特に食物繊維はセロリの3.1倍以上。抗酸化作用を持つ酵素のSOD(スーパーオキシドディスムターゼ)を含む数少ない食材のひとつでもあります。

甘藷若葉

甘藷(かんしょ)とは一般的に九州地方を中心としたさつまいもの別名。ですが、からだ環境青汁ではさつまいもの改良種となる翠王(すいおう)の若葉が使用されています。

実はさつまいもの葉や茎には非常に多くの栄養がつまっているのですが、苦味やエグミが強いため食べるのには適していません。そこでこれを食べやすくし、さらに栄養価を高めた品種が開発されました。それが翠王です。

参考:農林水産省 新しいタイプのサツマイモ「すいおう(翠王)」

甘藷若葉にはポリフェノール、ビタミンB群、カリウム、食物繊維などが豊富で、特にβ-カロテンは小松菜の1.1倍以上も含まれています。甘藷の葉はお茶の材料として用いられることもあるので、青汁になったときの味のほうは折り紙つきですね。

ケール

青汁と言えばやはりケール! 食物繊維、ビタミンC、E、鉄、カロテン、リン、カルシウムなどが豊富な野菜の王様です。カルシウムは春菊の約1.8倍も含まれています。

味には少しクセがありますが、それを補って余りあるほど栄養価が高い上に、各栄養素がバランス良く含まれているのが一番の魅力。食べる野菜の量が減ることで不足しがちになるビタミンや、普段の食事ではなかなか摂りきれないミネラルまでをしっかりカバーすることができます。

以上、大麦若葉、甘藷若葉、ケールの3つのメイン素材はどれも単体で豊かな栄養素を誇っていますが、3種類を上手に配合することでより隙のない栄養バランスを実現しているのが、からだ環境青汁の特長です。また、どれも九州阿蘇地方などの契約農家の手により、土作りからこだわった無農薬栽培で育てられたものが採用されています。栄養価、安全性ともに申し分ないと言えそうですね。

15種の健康素材

メイン素材以外にブレンドされている各素材の特徴についても簡単にご紹介しておきましょう。

高麗人参

数千年の歴史を持つ、わたしたちにもなじみ深い健康素材です。滋養強壮にすぐれることから漢方薬などでもよく利用されています。

ウコン

カレーのスパイスではターメリックとも呼ばれるウコン。黄色い成分はクルクミンというポリフェノールです。肝臓の働きを助けることから、お酒を飲む方にも親しまれていますね。そのほか、免疫力を高める働きがよく知られています。

杜仲葉

デトックス茶、ダイエット茶としてもよく飲まれる杜仲葉。ビタミン、カルシウムが豊富で、ほんのり甘い独特の風味を持っています。

どくだみ

ポリフェノールが豊富などくだみ。こちらも昔から多くの薬効を持つ薬草としておなじみの素材ですね。利尿作用があるのでむくみを解消してくれる女性の味方です。

甘草

幅広い薬効があることから漢方薬にもよく使われる健康素材。抗酸化成分が豊富に含まれています。その名の通り、強い甘みを持つ植物です。

無臭ニンニク

アリシンとビタミンB1が豊富に含まれています。糖質からエネルギーを生み出す働きがあるため、疲労回復や滋養強壮によく利用されています。

エゾウコギ

シベリアなどの極寒の地でも育つ、とてもパワフルな植物です。疲労回復や滋養強壮作用にすぐれるほか、免疫力を高める作用があると言われています。

グァバ葉

ポリフェノールを豊富に含むグァバ葉。動脈硬化の予防や血糖値の上昇を抑える働きから、トクホマークつきの健康茶も多く発売されています。腸内環境を整えるのにも有益です。

桑の葉

桑の葉も昔から健康茶としてよく飲まれてきました。近年では血糖値の上昇を緩やかにする働きやダイエット作用についても注目されています。

田七人参

田七人参は昔から中国の雲南省と広西省でしか栽培されていない貴重な素材です。以前は止血薬や肝臓の薬などとして用いられていました。強力な抗酸化作用を持つサポニンやビタミン、ミネラル、フラボノイドが豊富に含まれています。

米胚芽

精米するとなくなってしまう胚芽ですが、白米よりもぎっしり栄養がつまっています。ビタミン、ミネラルが豊富で、中でも特徴的なものとしてはリラックス作用を持つことで知られるGABA(γ-アミノ酪酸)や、バリア機能を高めるセラミドの類似物質が含まれています。

水溶性食物繊維

水溶性食物繊維には体内の不要な老廃物や脂分を吸着して体外に排出する働きがあります。そのため、腸内環境の正常化や生活習慣病対策に有用としてトクホ製品にもよく使用されています。

ビール酵母

必須アミノ酸やビタミンB群、ミネラルを豊富に含むビール酵母。腸内環境の改善や滋養強壮に効果的です。有名なエビオス錠はビール酵母から作られている薬です。

オリゴ糖

オリゴ糖はビフィズス菌の栄養源になることから、腸内環境を改善するのに役立ちます。砂糖のほぼ半分のやさしい甘さを持ち、カロリーも砂糖の約半分です。

きな粉

大豆から作られるきな粉には大豆イソフラボンが豊富。そのほか、食物繊維、カリウム、鉄分、葉酸などが多くが含まれています。

大正製薬 からだ環境青汁、こだわりの製法

からだ環境青汁は定価が1箱(30袋入り)5,000円+消費税ということで、ちょっと高めの価格設定になっています。このお値段に関しては、大正の公式販売サイトに担当者の「大変申し訳なく思っています」とのコメントが掲載されています。でも、せっかく青汁を飲むのだから「体にいいもの」「おいしいもの」を、と追求した結果がこの価格になったとも書かれています。

確かに国産、無農薬の原材料で作られた青汁はお値段も上がる傾向にあります。また良質の原材料を揃えていることに加え、製法の方にも工夫があることも価格に反映されているようです。

一般的な青汁では一旦原材料を搾り、それを粉末状にする圧縮製法が採られています。一方、からだ環境青汁では原材料を搾るのではなく、全てを細かく粉砕する超微粉砕製法が採られています。搾る工程で失われてしまう栄養分や食物繊維までも無駄にすることなく摂取できるのが、この製法の最大のメリットです。

粉砕後の粉末はさらに加工されているため、製造工程が増え製品化までに手間がかかっていますが、これにより粉末の溶けにくさや飲んだときのざらつき、喉越しといった問題も解消されています。

人工甘味料は不使用

飲みにくさを解消するために人工甘味料などが使用されている青汁もよく見かけますが、からだ環境青汁には人工甘味料も香料も使用されていません。その代わりに天然由来のオリゴ糖やきな粉をブレンドすることで、やさしい甘さをプラスし、飲みやすい青汁を実現しています。これも「体にいいもの」「おいしいもの」の追求した答えだと言えそうです。

大正製薬 からだ環境青汁で摂取できる成分は?

栄養成分表示 1袋4.5gあたり
エネルギー:14.4kcal
たんぱく質:0.2~0.6g
脂質:0.1g
糖質:2.1g
食物繊維:1.6g
ナトリウム:0.8~3.7mg
オリゴ糖:0.4g

特に目を引くのが1杯で食物繊維が1.6gも摂れるという点でしょうか。これは一般的な青汁の1.5~2倍程度の量になります。オリゴ糖も配合されていますので、便秘しがちな方のみならず、普段からお腹を壊しやすい方や、調子が不安定になりやすい方にかなり適していると言えるでしょう。

大正製薬 からだ環境青汁の口コミについて

<プラス評価の口コミ>
・きな粉のような甘みのある味で溶けやすいです。粉のまま口に含むと漢方薬のような味がします。
・飲みやすいですし、お通じに効果がありました! お高くなければ毎日でも飲みたいところですが……。

<中立の口コミ>
・飲みやすいし溶けやすいですが、毎日飲むのにはお値段が高いです。

口コミ自体があまり多くなく、マイナス評価のみの口コミはありませんでした。見つけた口コミは溶けやすさと飲みやすさ、効果に対して好意的なものでしたが、価格の高さがネックでリピートできないという意見も複数見つかりました。

大正製薬 からだ環境青汁の口コミは本当か?検証してみます

大正製薬 からだ環境青汁は公式サイトのほか、アマゾン、楽天市場などの通販サイトでも購入することができます。筆者は今回、アマゾンで購入しました。

公式サイトの説明では「3つのメイン素材+15種類の健康素材」ということでしたが、パッケージを見ると「大麦若葉+17種類の健康素材」とあります。あしらわれている写真も大麦若葉ですので、実際には大麦若葉をベースにした青汁、という位置づけになるのでしょうか。
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パッケージの広い面が蓋になっていて、そのまま上に開く形になっています。30袋入りで、内部はこのようになっています。蓋の裏面は黄緑色一色でした。
大正製薬 からだ環境青汁 30袋入り
青汁の袋です。分量が4.5g入りで多めなので、スティックタイプではなく長方形の袋状です。デザインがいかにも薬品メーカーの青汁、といった感じですね。裏面には飲み方などがしっかり記載されているので個別に持ち運んでいるうちに「作り方がわからなくなってしまった」などということがありません。
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袋から青汁を出してみました。
深緑色の細粒の中に、わずかに白い粒が混じっています。写真ではお皿の上に青汁が少し散っていますが、粉が細かすぎて舞ってしまうようなことはありませんでした。大麦若葉の香ばしさと、少しの甘さがミックスされた匂いがしました。
大正製薬 からだ環境青汁の粉末

からだ環境青汁を水に溶かして

1袋に対して100mL程度の水などに溶かして飲むのが基本ですが、

+牛乳
+ヨーグルト
+豆乳
+お湯

がお勧めの飲み方とのこと。というわけで、まずは水に溶かして飲んでみることにします。
からだ環境青汁を水に溶かして飲んでみる
100mLに対する青汁の量としては比較的多いのですが、スプーンで何度かかき混ぜるだけで、溶け残りを出すこともなくきれいに溶けました。

大麦若葉が一番多く入っているということもあり、クセのない味です。ケールをはじめとした野菜の青臭さや薬草臭さ、ニンニク臭も全くありません。大麦若葉、きな粉、オリゴ糖の甘みはほんのりとしたもので、くどいような甘さではなく、水だけでも十分に飲みやすい味です。

かすかに粉っぽさがあるのですが、青汁自体にわずかなとろみがあるため、飲みにくさは感じませんでした。

からだ環境青汁を牛乳に溶かして

次に100mLの牛乳に溶かしてみます。水と比べるとどうしてもやや溶けにくくなるため、今回はシェイカーを使いました。ごくわずかに溶け残りができてしまいましたが、しばらく混ぜているうちに溶けていきました。
からだ環境青汁を牛乳に溶かす
牛乳に溶かすと大麦若葉ときな粉の香ばしさがより引き立ちますね。きな粉の入った青汁は意外にもあまり目にしないのですが、さすがの牛乳との相性の良さを感じます。ほど良い甘みで飲みやすく、これなら毎日飲むのにもストレスがなさそうです。

大正製薬 からだ環境青汁と他の青汁の比較

大正製薬のからだ環境青汁の特徴を、他の青汁との比較によってより明確にしていきます。比較対照商品としてピックアップしたのは、ヤクルト「カラダ計画 大麦若葉」サンスター「粉末青汁」。いずれも大手企業が似たようなコンセプトで提供している青汁です。

原材料で比較

<大正製薬 からだ環境青汁>
大麦若葉・甘藷若葉・ケール・高麗人参・ウコン・杜仲茶・どくだみ・甘草・無臭ニンニク・エゾウコギ・グァバ葉・桑の葉・田七人参・米胚芽・水溶性食物繊維・ビール酵母・オリゴ糖・きな粉

<ヤクルト カラダ計画 大麦若葉>
大麦若葉・デキストリン・難消化性デキストリン(水溶性食物繊維)

<サンスター 粉末青汁>
ブロッコリー・ケール・大麦若葉・明日葉・モロヘイヤ

この3商品は国産の素材で作られています。特にメイン素材となる大麦若葉はいずれも九州産のものが採用されています。甘味料や香料、保存料などが使用されていないのも共通しています。

ただ一点、無農薬栽培を謳っているのはからだ環境青汁のみですので、この点でからだ環境青汁が一歩リードしていると言えそうです。

価格で比較

<大正製薬 からだ環境青汁>
30袋入りで定価5,000円/1杯あたり166.7円、定期コース利用時は4,500円で1杯あたり150円

<ヤクルト カラダ計画 大麦若葉>
60袋入りで定価3,000円/1杯あたり50円。ただし1日2袋を推奨しているため、その場合は1日あたり100円

<サンスター 粉末青汁>
30袋入りで定価4,500円/1杯あたり150円、定期コース利用時は4,050円で1杯あたり135円

この3商品ではヤクルトのカラダ計画大麦若葉が最もお安く、大正製薬のからだ環境青汁が最も高くなっています。これは原材料の数や製法に比例しているため、納得できる順番です。とはいえ、現在流通している粉末青汁の平均的なお値段は1杯あたり100円程度と考えられるため、からだ環境青汁はやはりちょっと高いなという印象が否めません。

作りやすさ、溶けやすさ、味比較

<ヤクルト カラダ計画 大麦若葉>
かなり溶けやすいため、シェイカーなどは不要。喉越しの良さも十分です。1袋が5g入りで十分な濃さがあるため、大麦若葉が香ばしく、しっかりとした味の青汁です。

クセや苦味、青臭さはないのですが、昨今の薄いさらっとした青汁に飲みなれていると違和感があるかもしれません。甘味料が入っていないので、素朴な味わいです。

<サンスター 粉末青汁>
1袋がなんと10g入り。これを160mLの水などに溶かして作るのですが、いかんせん量が多いため溶けにくいです。シェイカーがあれば問題なく作ることができますが、作りやすさの点では他の2商品に劣ると言えるでしょう。

モロヘイヤ入りのせいかちょっととろみのある重めの飲みくちです。甘味料が入っていないので、芋を思い起こさせるような素朴な味わい。かなり飲みごたえがあるため、置き換えダイエットにも合いそうです。

以上のことから、飲みやすさや作りやすさで選ぶならからだ環境青汁とヤクルトのカラダ計画大麦若葉を推します。サンスターの粉末青汁は飲みごたえが欲しい方、より栄養補給を意識している方にお勧めだと言えるでしょう。

<おわりに>
野菜成分に加え、1杯で人気のある健康素材がいろいろ摂れるというのは非常に魅力的です。現在マルチ系のサプリメントを飲んでいる方なら、こちらに切り替えてしまうというのもアリなのではないでしょうか。食物繊維も豊富に含まれているので、ファイバー系サプリの代用としても十分役割を果たしてくれそうです。

味のほうも現代的な青汁で、薄すぎることもなく、十分飲みやすいものになっています。お値段だけが唯一気になる点ではありますが、良質で安全性の高い青汁を求める方には期待に沿う商品だと言えるでしょう。

中河環

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