野菜不足・便秘解消に「最強!青汁おにぎり」一人暮らしの方に!

野菜不足・便秘解消に「最強!青汁おにぎり」一人暮らしの方に!

1日に摂取したい野菜の量は厚生労働省によると350グラムです。

350グラムの目安は、ざっくり言うとサラダ5皿分くらいです。
普通無理ですよね。

しかし、栄養価の高いスーパー野菜を凝縮して粉末にした青汁だと、1本で50~100gの野菜に相当するので、日々の野菜不足解消に大いに役立ちます。

また、青汁はダイエットにも効果的だし、食物繊維も豊富なので便秘解消や美肌にも効果的。

さらに、青汁をごはんと一緒に摂ることで大きなメリットも実はあるのです。

今回は、主原料がケール、大麦若葉、明日葉の3つの種類の粉末青汁を使って「青汁おにぎり」を作ってみました。

果たして味はおいしいのでしょうか?

マズイのでしょうか?

後半には、なぜ野菜不足に青汁が適しているのか?便秘解消に良い理由、野菜不足になるとどんなリスクがあるのか?など詳しく解説していますので、是非ご覧ください。


もくじ

3種類の粉末青汁で「青汁おにぎり」を作ってみた

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主食であるごはんと青汁を一緒に摂ってみたらどうなんだろう?

手軽に野菜不足解消できるし、便秘解消も期待できるし、お肌にも良いし、急激な血糖値の上昇も抑えられるし、ダイエットにも良さそうだし・・・

ということで、今回は青汁を使っておにぎりを作ってみました。

青汁おにぎりの作り方

1. ラップを敷きます
2. その上にごはん100gくらいをのせます
青汁おにぎりの作り方
3. 青汁を1/2袋~2/3袋程度ラップの上にのせます
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4. ラップの上で青汁とごはんをまぜます
5. ラップで包んで握れば完成
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※青汁の量はお好みで加減してください。筆者はやや濃くつくりました。

【主原料:大麦若葉】サントリー極の青汁で作ってみた

サントリー極の青汁で作ってみた
極の青汁は主原料が大麦若葉ですが、他にもマルチトール、フラクトオリゴ糖、ガラクトマンナン(食物繊維)、明日葉末、抹茶、煎茶、酵素処理ルチンといった成分が含まれています。

原料の野菜は国産で安心できます。極みの青汁は、ケルセチンプラスという成分が含まれているのが特長といえます。ケルセチンというポリフェノールをより吸収しやすくしたのがケルセチンプラスです。極みの青汁をおにぎりに使うことで効率よくポリフェノールを摂取できるということですね。

大麦若葉はケールや明日葉に比べて鉄分の含有量が多い原料です。産地や気候などでも含有量は変わりますが、ケールや明日葉よりも大麦若葉のほうが4倍くらい多くの鉄を含みます。女性は、月経や妊娠出産、授乳といった機会に鉄分を多く必要とするので大麦若葉の青汁をごはんにまぜこんでおにぎりにするとかんたんに鉄分補給ができていいですね。

極みの青汁で作ったおにぎりは、クセがまったくありませんでした。大麦若葉自体がクセがなく、青汁としても飲みやすいと多くの方が評価していますね。

おにぎりにしてもその魅力は変わりませんでした。大麦若葉はじめ、様々な成分が入っているので味としては一番複雑になるのではないかと思いましたが、ごはんとの相性がそうさせるのか青汁の味はしないといっても過言ではありません。

青汁初心者でも挑戦しやすい反面、おにぎりとしては何か具材や塩分がほしいと思うかもしれません。

【主原料:明日葉】ふるさと青汁で作ってみた

ふるさと青汁で作ってみた
筆者は明日葉の青汁は初挑戦です。ふるさと青汁には、明日葉以外にも大麦若葉や桑の葉が原料として使われています。青汁というと大麦若葉やケールを使ったものが一般的というイメージがありますが、明日葉も栄養面では負けていません。

食物繊維、ビタミンE、ビタミンB群はケールにも負けていないくらい栄養豊富な原料です。

ふるさと青汁に使われている原料の野菜はすべて国産で農薬や化学肥料を使わずに作られているというのも安心ですね。ふるさと青汁はとくに明日葉にこだわっているようで、葉っぱだけでなく根っこまで入っているようです。

根っこまで入っている青汁は珍しいのではないでしょうか。野菜以外の原料としては、難消化性デキストリンやオリゴ糖が入っています。どちらも便秘解消には嬉しい成分ですね。

ふるさと青汁で作ったおにぎりは、抹茶のような香りがしましたが、食べてみると草餅やヨモギ団子のような独特の味がしました。3つの青汁の中では一番特徴のある味がしました。

甘みがあるのですが、そのなかにもほんのりとした苦味を感じます。この苦味は何なのか調べてみたところ、明日葉に特有のカルコンというポリフェノールの苦味のようです。明日葉の根に多く含まれているため、根っこまできちんと青汁にしてくれているふるさと青汁だからこそ感じる苦味なのかなと思いました。

【主原料:ケール】ファンケル 本搾り青汁ベーシックで作ってみた

ファンケル 本搾り青汁ベーシックで作ってみた
ファンケルの本搾り青汁ベーシックに使われている野菜はケールのみです。ケールの他には水溶性食物繊維、でんぷん分解物、植物性ツイントース(オリゴ糖)が配合されています。原料に使われているケールは、国産で化学肥料を使わずに契約農家で育てられているのでこちらも安心して食べることができます。

ケールは、明日葉や大麦若葉と比べるとビタミンCやカルシウムがとても豊富に含まれています。ケール100gあたりにはおよそ220mgものカルシウムが含まれていますので、乳製品や小魚などが苦手でカルシウム不足が気になる方にもおすすめできそうです。

明日葉と同じく、筆者はケールの青汁初挑戦です。「ケール=苦い、不味い」というイメージがありました。それをおにぎりにするなんて…とちょっと勇気がいりましたが、想像以上に食べやすかったです。

まず、苦い、まずいといったことは全くありませんでした。ほんのり菜めしのような香りがして「こんなにおいしくていいの?!」と拍子抜けしてしまったほどです。少し塩気を足したほうが美味しいかなと思いました。

どれが1番おいしかった?青汁おにぎりを食べてみた感想

今回3つの青汁でおにぎりをつくりましたが、「一番」を決めるのが難しかったです。
青汁おにぎりというと、「まずそう」「青臭そう」「ご飯には合わないんじゃないかな」というイメージが湧くかもしれません。

しかし、そういったイメージはどのおにぎりにもありませんでした。ごはんが緑色になるので見た目は印象的ですが、味にクセがなくどれも食べやすかったです。

しいて一番を挙げるとすると、筆者は「ファンケル 本搾り青汁ベーシック」が一番気に入りました。ほんのり菜めしのような香りがすると先程も書きましたが、かといって青臭みも苦味もないのです。

シンプルに白米と青汁のみでおにぎりにしてもおいしくいただけますし、具材や塩を少し足しても具材の味が引き立ちます。どの具材とも相性がよく、おにぎりに使うにはオールマイティーな青汁だと感じたからです。

ちなみに、極みの青汁は青汁おにぎりに抵抗がある方に、ふるさと青汁は青汁おにぎり上級者におすすめできると思います。

というのも、極みの青汁はクセがまったくないのです。良くも悪くも「無味」といってもいいほどです。それだけ味に影響しないので、青汁おにぎりに対して「まずそう」というイメージを持っている方にこそおすすめできます。

一方、ふるさと青汁は独特の草餅のような味がして、ほんのりと苦味もあるので、好き嫌いが別れてしまうかもしれません。草団子のような和菓子が好きな方はおいしいと思える味だと思いますが、そういった食べ物が苦手な方はおいしくないと感じるかもしれません。ちょっと変わった青汁おにぎりを食べてみたい、いつもの青汁おにぎりに飽きた、という方におすすめです。

青汁おにぎり全般を食べてみて「いいな」と感じたのは、血糖値に関することです。
青汁には食物繊維が含まれており、特に今回使用した青汁は野菜以外の食物繊維も配合されています。

白米は糖質も高く、食べると血糖値が急上昇することが気がかりな方も多いのではないでしょうか。

実際に青汁おにぎりを食べる前後で血糖値を測定して確認したわけではありませんが、一般的には食物繊維を摂ることで血糖値の上昇をゆるやかにすることができるといわれています。

ごはんだけを食べるよりも、血糖値が急上昇するかもという罪悪感がなくごはんを楽しめる点は、青汁おにぎりの大きなメリットだと思いました。

もう一つ、いいなと感じたのはお通じです。

便秘気味でしたが、ごはんを食べるときは青汁おにぎりにしてから食べることで毎日とても快調です。汚い話で申し訳ないですが、うさぎのフンのような固くてコロコロした便秘の典型ともいえる便から、するんと出る健康的な便になったりと、便の出る回数だけでなく質もよくなったように思います。

青汁おにぎりに具材をいれてみた

いくら青汁おにぎりが美味しくても、毎日同じでは飽きてしまいますよね。でも、おにぎりの具を工夫すれば飽きずに青汁おにぎりを楽しむことができますよ。
3種類の青汁を使って、おにぎりの定番の具材との相性をチェックしてみました。

今回用意した具材は
・梅干し
・鮭
・野沢菜ちりめん
・あさりしぐれ

の4種類です。

大麦若葉✕具材

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サントリー極の青汁を混ぜ込んだごはんをベースに、4種類の具材を合わせてみました。極みの青汁は、青汁自体にクセがないため、どの具材も具材の味がしっかりと主張されているように感じました。

どの具材とも相性がよく、おそらくツナマヨや明太子など他の定番の具材との相性もよいのではないかと思います。

明日葉✕具材

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ふるさと青汁を混ぜ込んだごはんをベースに、4種類の具材を合わせてみました。少し独特の風味があるふるさと青汁は、甘辛いあさりしぐれや鮭との相性がよかったです。

青汁のちょっと渋い風味が具材の甘みを引き立てています。反対に、塩気が強くて甘みの少ないの野沢菜ちりめんや梅干しとの相性はいまいちでした。

不味いわけではないのですが、青汁おにぎり自体のほのかな甘味も消されてしまい、おいしさを感じにくいです。

お子さんやごはんの甘さが好きな方にはあまり向かないかもしれません。

ケール✕具材

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ファンケル 本搾り青汁ベーシックを混ぜ込んだごはんをベースに、4種類の具材を合わせてみました。本搾り青汁ベーシックは味にクセがなく、相性のよくない具材はありませんでした。白米のおにぎりよりも具材のおいしさが引き立てられているように思います。

のりやふりかけとの相性は?

おにぎりの具材を準備するのはちょっと面倒という方は、のりやふりかけでバリエーションを増やすのもおすすめです。
筆者もいくつかのバリエーションをためしてみました。

青汁おにぎり✕黒ゴマ

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ごま塩でもよいのですが、塩分が気になるときには黒ゴマだけでも香ばしい風味が広がります。

青汁おにぎり✕のり

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定番ののりとも相性がいいです。今回は焼き海苔を使いましたが、味付け海苔を使ってもおいしいと思います。

青汁おにぎり✕ふりかけ

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市販のおかかのふりかけを使いました。乳酸菌入りのふりかけでよりお腹に優しい感じにしみてました。ふりかけはいろいろな味が出ているので、複数のふりかけを用意すれば飽きずに食べれそうです。

具材を準備するよりも、こうしたアレンジは手軽で素材の保存がきくので一人暮らしの方には向いているかもしれませんね。
黒ゴマ、のり、ふりかけはどの青汁の原料とも合うと思います。

雑穀米でも青汁おにぎりを作ってみた

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ごはんを炊くときは雑穀米にするという方もいると思います。筆者もよく雑穀米を炊きます。そんな雑穀米と青汁との相性はどうなのでしょうか。雑穀米でもおにぎりをつくってみました。

今回使用した雑穀は、きび、高きび、玄麦、とうもろこし、あわ、黒米、もち米、発芽玄米、ひえ、ごま、白麦、大豆、キヌア、はとむぎ、黒大豆、アマランサスが配合されている十六穀タイプのものと、自分でもち麦を足しました。

白米の割合がかなり少なめのほぼ雑穀という状態ですが、炊きたてのごはんで握ったので意外とうまくまとまりました。

味は、青汁よりも雑穀の風味が勝ちます。いちばん風味にクセのあるあるふるさと青汁であっても、これだけ雑穀の割合が多いと青汁の風味は気になりませんでした。
食べごたえもあり、白米よりも血糖値の上昇がゆるやかな雑穀米での青汁おにぎりもおすすめです。

お弁当に青汁おにぎりはアリ?

握りたてのおにぎりがおいしいのは当たり前かもしれません。では、お弁当などで時間がたってしまった青汁おにぎりの味はどうなのでしょうか。会社にお弁当を持参する夫に協力してもらいました。

具材を入れた青汁おにぎりをお弁当箱に詰め、常温で持ち運び休憩時間まで保管してもらいました。気温は20度を下回るくらいです。おにぎりをお弁当箱に詰めてから6~7時間程度たったころに食べたところ「青汁って感じの味はしないね。白米のおにぎりと変わらず普通においしかった」とのことでした。

時間が経つと苦味が出てくるかもしれないと思いましたが、特に風味に変化はなかったようです。ただ、「見た目のインパクトがすごい」とのコメントももらいました。キャラ弁で緑のキャラクターを作るときにも使えそうですね。

安い青汁でおにぎりは作れない?!

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今回は、極みの青汁、ふるさと青汁、本搾り青汁ベーシックの3種類を使っておにぎりを作りました。どれもおいしく、おにぎりはもちろんそのまま飲んでもおいしい青汁でした。

でも、「お値段がちょっと高いなぁ」なんて思っている方もいるかもしれません。青汁おにぎりを作るために買ってみて、やっぱり自分に合わなかったときのダメージが大きいとか、ドラッグストアで買った安い青汁が大量に余ってるけど使えないかしら…なんて考えている方もいるかもしれませんね。

そこで、お値段の安い青汁で青汁おにぎりを作れないか試してみました。

使用したのは、ドラッグストアで22包で1,000円程度の大麦若葉100パーセントの青汁と、同じくドラッグストアで44包で2,000円程度のケール100パーセントの青汁です。明日葉の青汁も探してみましたが、明日葉がメインの青汁が見つからなかったのでこの2種類で試してみました。

極みの青汁、ふるさと青汁、本搾り青汁ベーシックと異なる点は、100パーセント単体の野菜の粉末でできていて食物繊維や複数の野菜がブレンドされているわけではないということです。

まずはぬるま湯に溶かして飲んでみましたが、溶けにくいこともなく、味もケールは独特のお茶のような風味があるものの苦さはありません。大麦若葉も抹茶のような味で飲みやすいです。

水分に溶けやすいということは、おにぎりにするときもごはんになじみやすいかと思って期待して作ってみましたが、やや粉っぽさが残りました。味はやや青汁の風味がありますが、気になるほどではありません。

安い青汁を青汁おにぎり入門に使ってみるのにはよさそうですが、便秘解消や血糖値を上げにくくするといったプラスアルファの効果を求める場合は極みの青汁、ふるさと青汁、本搾りベーシック青汁などのように原料の野菜に何か成分が添加されているほうがよいかもしれません。

青汁おにぎりの失敗談3つ

筆者が青汁おにぎりを作っていて「失敗した!」「うまくいかなかった」という例を3つご紹介します。

素手で握った

普段から衛生面を考えてラップを使っておにぎりをつくりますが、素手で作るという方も多いはずです。ためしに青汁おにぎりを素手でつくってみたところ、青汁の粉末が手についたり短い爪の間にも入り込み、大変なことになりました。キッチンも汚れてしまいますし、後の処理が大変なのでおすすめしません。

ラップの上でなくお皿や釜で青汁とごはんを混ぜた

たくさんつくろうと思い、大きなお皿や釜で青汁とご飯を混ぜてみました。失敗というほどでもないかもしれませんが、ごはんから出た水分と青汁がお皿や釜の表面にくっついてしまいます。

せっかくの青汁がロスしてしまい、もったいないなぁと思いました。ラップにも多少つきますが、お皿につくよりは少ない気がします。ちなみにお皿(陶器)は洗えばかんたんに青汁が落ちますのでご安心ください。ただ、木のおひつなどでは色がなかなか落ちなくなるかもしれませんので注意したほうがいいと思います。

お米の水分量が多すぎた/少なすぎた

はじめは、粉末の青汁を使うのだから水分量多めのほうがよいかなと思い、気持ち多めの水でお米を炊きました。べちゃべちゃというほどではありませんが、いつもよりねっとりした感じのお米で青汁おにぎりをつくってみましたが、やはりおにぎり自体がべちゃっとしてしまいおいしさに欠けてしまいます。

反対に水分量少なめで炊いてみたところ、ぽろぽろとして少し形成しにくかったり食べている最中に崩れやすかったりしました。お米はお使いの炊飯器にもよると思いますが、標準の水加減から試すのがよいと思います。

一人暮らしの方におすすめ!野菜不足に青汁が良い理由

野菜を食べなきゃ…とわかってはいるものの、なかなか野菜を摂るのが難しいと感じている方も多いのではないでしょうか。

特に一人暮らしの方では、野菜を買っても食べきれずに余らせてしまうことから敬遠しがちですよね。また、一人暮らしを始めたばかりの方や料理が苦手な方は、「勉強や仕事でへとへとなのに野菜を使った料理をしている余裕なんてないよ!」というのが本音かもしれません。

たしかに、料理に野菜を使うとなると、洗ったり皮をむいたりくずがでたりと何かと手間ですし、火が通るのに時間がかかる野菜もあって、主婦である筆者ですら面倒と感じることもありますので、野菜を使うのを面倒に思う気持ちはよくわかります。

野菜は一日どのくらい食べればいいの?みんなはどのくらい食べてるの?

食べたほうがいいことは分かっていても敬遠しがちな野菜、日本人がどれだけ野菜が不足しているかご存知ですか?

まずは1日に摂取したほうが良いといわれている野菜の量をその理由とともにみてみましょう。

1日に350gの野菜を取ろうというのはどこかで聞いたことがある方もいるかもしれません。この350gという量は、厚生労働省が「健康日本21」という政策のなかに出てくるものです。

今回は野菜不足を解消するテーマということもあり、野菜を1日に「350g」という根拠は何なのかまで調べてみました。

厚生労働省のホームページには

「栄養・食生活との関連が深いとされる疾病には高血圧、高脂血症、虚血性心疾患、脳卒中、一部のがん(大腸がん、乳がん、胃がん)、糖尿病、骨粗鬆症などがある。これら疾病と関連のある栄養素摂取レベルについては、エネルギー(消費とのバランスとして)、脂肪、ナトリウム、カリウム、食物繊維、抗酸化ビタミン、カルシウムなどがあげられる。」

「カリウム、食物繊維、抗酸化ビタミンなどの摂取は、循環器疾患やがんの予防に効果的に働くと考えられているが、特定の成分を強化した食品に依存するのではなく、基本的には通常の食事として摂取することが望ましい。これらの摂取量と食品摂取量との関連を分析すると、野菜の摂取が寄与する割合が高く、平成9年で成人の野菜の1日あたりの平均摂取量は292gであるが、前述の栄養素の適量摂取には、野菜350~400gの摂取が必要と推定されることから、平均350g以上を目標とする。」

引用:http://www1.mhlw.go.jp/topics/kenko21_11/b1.html

という記述がありました。野菜を1日に350g以上摂るというのは、病気の予防には野菜から栄養素を摂るのが効率的で、350g~400gくらい摂ると必要な栄養分を摂ることができますよ、ということだったのですね。

また、350g摂ればいいや…ではなく、400gくらいを目標にしたほうがいいこともわかりました。ちなみに、350gのうち120gを緑黄色野菜、230gを淡色野菜で摂るのがよいといわれています。

では、実際に日本人は毎日どのくらいの野菜を食べているのでしょうか。このことに関して比較的新しいデータがありましたので載せておきます。

平成28年「国民健康・栄養調査」の結果によると、

「野菜摂取量の平均値は 276.5g であり、男女別にみると男性 283.7g、女性 270.5g である。この 10 年間でみると、いずれも有意に減少している。 年齢階級別にみると、男女ともに 20 歳代で最も少なく、60 歳代で最も多い」

引用:http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000177189.html

となっています。目標よりも100gくらい少ない量しか摂れていないことがおわかりいただけると思います。さらに気になるのは、50代、40代、30代、20代…と世代が若くなるほど摂取量が少ないことが資料のグラフから読み取れました。

ちなみに、60~69歳の男性の層が一番野菜を摂取していましたが、309g程度と350gには到達していませんでした。とういことは、日本国民全体が野菜の摂取不足に陥っているといっても過言ではありません。

野菜350gってどのくらい?

野菜を350g以上食べようと思っていても、目の前にある野菜が何グラムなのかわざわざ計量するのは負担ですよね。ざっくりとではありますが、野菜の重さをかんたんに推定する方法があります。

それは、お皿で野菜の量を考える方法です。ほうれん草のおひたしなどの小皿に盛る料理をだいたい野菜70gくらいとして計算します。野菜炒めなどの大皿の料理ではその倍、つまり小皿2皿分(140g)として計算しましょう。

本当にざっくりではありますが、小皿5皿ぶんの野菜を食べれば1日に必要な野菜の量を満たすことになります。朝食に小皿1皿、昼食に小皿2皿か大皿1皿、夕食に大皿1皿…と考えると、実践できている日もあると思います。

例えば、朝食にトーストと目玉焼きとミニサラダ(小皿1皿)、昼食の定食にほうれん草のおひたし(小皿1皿)と野菜たっぷりのお味噌汁(小皿1皿)、夕食のメインの付け合せに野菜炒め(大皿1皿、つまり小皿2皿)といった食生活です。

「そういう日もあるけど、毎日かといわれると…」という方が多いのではないでしょうか。朝食をトーストだけで済ませたり、昼食をおにぎりやサンドイッチ、パスタだけで済ませたり…といった日もあるかと思います。そういう日は野菜不足になりがちです。

また、作るのが面倒であったり弁当を買ったほうが安上がりという理由で毎日1食はコンビニやスーパーのお弁当という生活の方もいるでしょう。最近は健康志向で野菜の量を意識したお弁当も増えてきてはいるものの、揚げ物などがメインのお弁当も少なくありません。また、買ってきたお弁当の野菜料理の味がイマイチでついつい残してしまうという方もいるかもしれませんね。

野菜不足になると?

野菜にはビタミン、ミネラル、食物繊維などが含まれています。ビタミンやミネラルは体の代謝に深く関係しており、特にビタミンA、ビタミンC、ビタミンEには抗酸化作用があり、生活習慣病の予防にも役立つ栄養素です。

また、鉄分やカルシウムといったミネラルは不足しやすい栄養素でもあります。乳製品や肉類から摂取することでも補えますが、カロリーが高くなりますので摂りすぎると肥満になるリスクがあります。

野菜では低カロリーでありながらも鉄分やカルシウムが含まれているため、乳製品や肉類と組み合わせることでカロリーを摂りすぎず必要な栄養素を摂ることができるのです。また、食物繊維が不足すると便秘になったり、肥満や大腸がんなどのリスクが高まります。

便秘解消に青汁が良い理由

野菜が不足していることを実感している方の中には頑固な便秘に悩まされている方もいるのではないでしょうか。便秘の原因は様々ですが、ストレスや栄養不足で便秘になってしまうこともあります。

また、ダイエットなどで急に食事量を減らすといままで快調だった方も便秘になってしまうことがあります。便秘を解消するためのポイントは、腸の働きをよくすることです。

腸のはたらきをよくするためには、必要な栄養素をきちんと摂取して腸内の環境を整えてあげることも必要です。栄養の中でも食物繊維は便秘解消にとても役立ちます。

食物繊維はもともと栄養素として考えられていませんでした。今でも、栄養素というと、炭水化物、脂質、タンパク質、ビタミン、ミネラルの5種類といわれていますが、第6の栄養素として食物繊維を挙げる考え方もみられるようになりました。

食物繊維には不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の2種類があります。大切なのは、この2つの食物繊維をバランス良く摂ることです。不溶性食物繊維を多く摂りすぎるとさらに便秘を悪化させてしまうこともありますし、反対に水溶性食物繊維を多く摂りすぎると下痢になることもあります。

不溶性食物繊維は、腸のなかの老廃物をからめとったり水分を吸収して便のかさを増し、腸壁を刺激することで腸のはたらきを促進する役割があります。水溶性食物繊維は、便に水分を取り込ませて排出しやすくするだけでなく、腸内の善玉菌のエサとなって腸内環境の正常化に役立ちます。

青汁の主原料になっていることはほぼないと思いますが、ヨモギは不溶性食物繊維が多く含まれていますので注意が必要です。とはいえ、ヨモギがブレンドされている程度であったり、ほとんどの青汁の原料となる野菜はどちらかの食物繊維が多すぎるということはまずないので安心して飲んでよいでしょう。

食物繊維以外の栄養素でも、青汁に含まれているビタミンB群、とくにビタミンB1、ビタミンB6、ビタミンB12やビタミンCは自律神経のバランスを整えるのに役立ちます。ビタミンB群は神経系に関わる栄養素で、ビタミンCはストレスを感じたときに多く消費される栄養素です。

自律神経には交感神経と副交感神経の2種類があり、お互いにバランスを取ってはたらいていますが、ストレス等によりこのバランスが乱れると便秘にもつながります。脳が緊張状態と判断すれば、交感神経が優位になります。

交感神経が優位なときは腸の働きが悪くなりますので便秘になりやすくなります。食物繊維だけでなく、ビタミンも摂ることができるということは青汁の強みではないでしょうか。

青汁で野菜不足は解消できる?

野菜不足を解消することが大切、青汁には野菜の栄養素が詰まっている、ということは何となくわかっている方も多いと思います。

しかし、本当に青汁が野菜不足解消に役立つのでしょうか?

考えてみると、青汁のスティック1本はだいたい3g程度です。たった3gほどの粉末で本当に野菜不足解消を目指せるのか…?ちょっと心配になりますね。

青汁の粉末を生野菜に換算すると、だいたいスティック1本3gとして、50~100g程度の生野菜に相当するようです。もちろん、製品ごとにばらつきはありますが、意外と多く摂取できるんだなぁという印象を持ったのではないでしょうか。

1日に青汁のスティックを2本分摂取するだけでも、足りていない分を補うことができます。

青汁であれば長期の保存が可能ですので生の野菜のように余らせて傷ませてしまうこともなく、価格の変動もしにくいので、一人暮らしの方にとっては経済的なメリットもあります。

「じゃあいっそのこと野菜350gぶんを青汁で摂ってしまえばいい」と思うかもしれませんが、それはおすすめできません。なぜなら、青汁の原料はほとんどが緑黄色野菜であり、淡色野菜は含まれていないことがほとんどです。

また、青汁の原料で使われている野菜が単種類や2~3種類ということもよくあります。いくら体によい野菜でも、野菜は毎日○○だけを食べ続けるということは栄養の偏りを招きます。

さらに、青汁の製法によっては熱に破壊されてしまっている栄養素もあります。青汁を野菜不足解消のサポート役として使うことはできても、野菜の代わりになるものではないことを覚えておかないといけませんね。

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