青汁でホルモンバランスの乱れを整える

青汁でホルモンバランスの乱れを整える
ホルモンバランスが乱れる原因や、乱れることによる健康や美容への影響、ホルモンバラスを整える方法、青汁に含まれるホルモンバランスを整えるための栄養素について解説します。


もくじ

ホルモンバランスとは?

私たちの身体は、様々なホルモンによって身体の環境を保っています。女性に関しては、妊娠出産といった生殖機能はもちろん、健康や美容において「女性ホルモン」が影響してきます。「ホルモンバランスがいい(悪い)」といった言葉をほとんどの女性が耳にしたことがあり、また気になっているという方も多いのではないでしょうか。女性の健康や美容に深く関わる女性ホルモンとはいったいどのようなものなのでしょうか。

女性のための2つのホルモン

女性ホルモンには「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」という2つの種類があります。この2つの女性ホルモンは、月経のサイクルによって分泌量が変化しています。

むしろ、この2つのホルモンの分泌量の変化によって月経というサイクルが成り立っているといってもよいでしょう。エストロゲン(卵胞ホルモン)は、月経開始頃から徐々に分泌量が増え、排卵日を迎える少し前には一番多く分泌されます。

一方、排卵が終わるとエストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌量は減少し、プロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌が盛んになります。そして、次の月経が始まる頃には両方のホルモンの分泌量が減少します。

エストロゲン(卵胞ホルモン)は、コラーゲンの生成を促したり新陳代謝をよくすることで、お肌や髪をきれいにしたり、魅力的なボディラインをつくりやすくしてくれます。生理が終わった頃は気分も身体もすっきりしていたり、化粧ノリがよくなったりするという方も多いでしょう。

一方、プロゲステロン(黄体ホルモン)は、食欲を増進させたり、むくみやすくさせたりする作用があります。プロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌が活発な排卵後から生理前にかけては、肩こりや頭痛といった不調も起こりやすくなります。また、肌が脂っぽくなってニキビや肌荒れに悩まされる方も多いです。

同じ女性ホルモンであっても、作用が全く異なるのです。女性からすると、プロゲステロン(黄体ホルモン)は女性の敵のようなホルモンだと思ってしまいがちですが、プロゲステロン(黄体ホルモン)は妊娠や妊娠を維持していくためにはとても重要なホルモンです。

妊娠のためのホルモンといっても過言ではありません。食欲の増進やむくみがおこりやすくなるのは、プロゲステロン(黄体ホルモン)によって妊娠に備えて栄養分や水分を蓄えようとする生物としてのしくみが機能しているからです。

妊娠が成立しなければ、月経が起こって元の体重に戻ったりお肌の調子もよくなったりすることがほとんどです。

ホルモンバランスが乱れる原因

女性ホルモンがどのような働きをしているかはおわかりいただけたと思います。よく、女性らしい身体や、女性として魅力的であるために女性ホルモンを増やそうということを耳にするかもしれません。

しかし、女性が一生涯で分泌する女性ホルモンの量はだいたいどの人であってもティースプーン1杯程度と決まっています。分泌する女性ホルモンの量を増やすというよりも、女性ホルモンのバランスを整えるということがとても重要になってきます。

女性のホルモンバランスはちょっとしたことでも乱れてしまいがちです。女性ホルモンのバランスが乱れる原因にはいったいどのようなものがあるのでしょうか。

病気によるホルモンバランスの乱れ

女性ホルモンは、脳の下垂体という部分から分泌するよう命令がくだされ、卵巣から分泌されます。もう少し詳しく解説すると、卵巣から分泌された女性ホルモンは血液に乗って全身に運ばれ、血液中の女性ホルモンの量を脳の視床下部という部位が感知し、下垂体に「女性ホルモンが少なくなっているからもっと分泌しなさい」とか「少し多くなっているから分泌を控えなさい」とか命令しています。

命令を受けた脳の下垂体が卵胞刺激ホルモン(FSH)、黄体化ホルモン(LH)を分泌し、卵巣に指示を送ることで卵巣からエストロゲンやプロゲステロンが分泌されます。

仮に、脳や卵巣に何か疾患があった場合、血液中の女性ホルモン量のフィードバックがうまくされなかったり、各器官の反応や働きが悪く、上手に女性ホルモンを分泌できなくなり、ホルモンバランスが乱れてしまうこともあります。

こうした器質的な原因でホルモンバランスが乱れている場合は、疾患のある器官を治療するか、治療が難しい場合はホルモン剤によって女性ホルモンを補充しなくてはならないこともあります。

ホルモン剤というと抵抗がある方もおられるかもしれませんが、ホルモンバランスの原因が何らかの疾患である以上、疾患を治療してホルモンバランスを回復させるか、治療の見込みが難しい場合は外から補充してあげなくてはホルモンバランスの乱れによる影響でさらに苦しむことになってしまうかもしれません。思い当たることがある方は、婦人科や内分泌科へ相談してみましょう。

病気以外でのホルモンバランスの乱れ

とくに疾患がない場合でも女性ホルモンのバランスが乱れてしまうことはあります。

・ストレス
・栄養不足
・加齢(更年期)
・思春期
・妊娠/出産/産褥期
・授乳期~卒乳期

生活環境や、年齢、ライフイベントによって、女性ホルモンのバランスが乱れてしまうことは多々あります。ストレスによって脳の下垂体のはたらきが一時的に低下したり、ダイエットなどで栄養が不足したり偏ってしまった場合にはホルモンバランスが乱れやすくなります。

ストレスは、生活の環境が変わった、仕事でプレッシャーを感じている、不規則な生活をしている、睡眠不足といったこともストレスにはいります。夜勤をするようになってから生理が不調…という場合もストレスによってホルモンバランスが乱れているせいかもしれません。

また、閉経が近づく更年期には卵巣機能が低下してホルモンバランスが乱れやすいというイメージがしやすいかもしれませんが、初潮を迎えたくらいの思春期の女性もホルモンバランスが乱れやすいです。

小学校高学年から高校生くらいまでの女性は、卵巣機能がまだ完全に成熟しているとはいえず、未熟な状態です。そのためホルモンバランスが乱れやすくなりがちです。

思春期のホルモンバランスの乱れは、「まだ年齢が低いから…」と軽くみていると重大な疾患が隠されていて妊娠を考える年齢になる頃に非常に深刻に悩まなくてはならないこともあります(筆者がそうでした)。

初潮を迎えてからの生理不順など生理のトラブルは、できれば女性の保護者が気にかけて産婦人科で慎重に経過をみたほうがよいでしょう。何も問題がなければ、年齢とともに機能が成熟してホルモンバランスも安定しやすくなります。

先程説明したとおり、女性ホルモンの分泌は月経の周期によって分泌量が変化していきます。妊娠すると、女性ホルモンの分泌量が急激に増え、また、産後には急激に減る、といったジェットコースターのような劇的な変化があります。

この変化によってホルモンバランスが乱れてしまうこともしばしばあります。また、産後は母乳を分泌するためにプロラクチンというホルモンも分泌されます。授乳期の女性もホルモンバランスが乱れがちですし、断乳や卒乳で授乳を終了する頃にはまた体内のホルモンの状況が変わってきますので、授乳をやめる頃ややめてからしばらく月経が安定するまではホルモンバランスが乱れやすくなります。

ホルモンバランスの乱れによる健康や美容への影響

女性の身体がいかに繊細にできているかおわかりいただけたと思います。ホルモンバランスが乱れているとどのような影響が出てくるのでしょうか。美容や健康への影響をみていきましょう。

ダイエットしにくい

エストロゲンは代謝を上げて女性らしいボディラインをつくりやすくしてくれます。心身の調子も安定しやすく、ダイエットに対して前向きな気持で取り組めたり、結果がでやすかったりします。

そのため、エストロゲンの分泌が盛んな月経終わり頃から排卵までの期間はダイエットに向いている期間といえます。反対に、排卵後から次の月経まで分泌量が増えるプロゲステロンには水分や栄養分を溜め込む作用があるためダイエットしにくい時期といえます。

ホルモンバランスが整っており、このサイクルが正常に行われていれば月経後~排卵までのあいだにダイエットしやすくなるのですが、ホルモンバランスが乱れてエストロゲンの分泌がうまくいっていないと痩せにくくなってしまう可能性があります。

便秘

プロゲステロンには、腸の蠕動運動を低下させる働きがあります。生理前になると便秘がちという方もいるのではないでしょうか。便が出にくくなるだけでなく、ガスの排出もうまくいかずお腹が張って苦しい思いをすることもあるかもしれません。

ホルモンバランスが乱れて、プロゲステロンの分泌が優位な状態になっていると便秘やガス溜まりといった症状が現れるかもしれません。また、ホルモンバランスが乱れることで精神的にイライラしてしまい、ストレスを感じることで腸の働きが鈍くなり、便秘になることもあります。

肌荒れ

ニキビや吹き出物などの肌荒れに悩んでいる方は、もしかしたらホルモンバランスの乱れが原因かもしれません。

10代の皮脂分泌が盛んな時期であれば、過剰な皮脂で毛穴が詰まりやすくなることでニキビに悩まされるということが多いのですが、大人の女性のニキビや肌荒れは女性ホルモンのバランスが関係しているパターンがあります。

女性ホルモンのバランスが悪く、男性ホルモンの影響を強く受けると(女性でも男性ホルモンが分泌されています)、肌を守る機能をしてくれている天然保湿因子やセラミドなどの細胞間脂質が失われて肌が乾燥しやすくなり、角質層の柔軟性を失ってしまうことがあります。

すると、毛穴が詰まりやすくなりニキビや吹き出物ができやすくなってしまいます。反対に、女性ホルモンのエストロゲンには天然保湿因子や細胞間脂質などを保ち、みずみずしいお肌に整える作用があります。うるおいのあるお肌は角質がやわらかく、毛穴のつまりも起こりにくいためニキビや吹き出物ができにくい状態といえます。

ニキビや吹き出物などの肌荒れに悩まされている方は、もしかしたら女性ホルモンのバランスが乱れていて男性ホルモンの影響を受けやすくなっているのかもしれません。

生理不順

女性ホルモンのバランスが乱れていることを一番自覚しやすいのは、月経不順(生理不順)の症状かもしれません。月経周期は個人差があるものですが、一般的な周期は25~38日間といわれています。

月経不順には2つの種類があり、月経の周期が24日以下という短いサイクルになってしまう頻発月経と、月経の周期が39日以上になってしまう稀発月経があります。どちらも、卵巣の働きがうまくいっていないことやホルモンバランスの乱れが原因として考えられます。

月経の期間や経血の量の異常

見逃しがちなのが月経の期間や経血の量です。月経のサイクルが正常であっても、月経が8日以上続く過長月経になっていたり、反対に2日以内で終わってしまう過短月経、経血の量が多くレバーのような固まりが経血にまじる過多月経や経血量が極端に少ない過少月経もホルモンバランスの乱れが原因であることもあります。

こうした月経のトラブルは、ホルモンバランスの乱れ以外にも婦人科系の疾患が隠れていることもありますので、思い当たることがある場合は医師の診察を受けましょう。

無排卵(無月経)/不正出血(無排卵月経)

月経が3ヶ月以上こない状態を無月経といい、無月経の場合は排卵がされていない可能性が非常に高いです。また、順調に月経がきているようでも実際は排卵していない場合もあります。

この場合は、月経ではなく不正出血(無排卵月経)になります。不正出血の場合は月経サイクルや月経の量に異変が伴うことがあります。きちんと排卵されているかは、基礎体温をつけることで判断できますので、気になる方は基礎体温をつけるようにしてみましょう。

いずれもホルモンバランスの乱れによって起こることもありますが、他の月経のトラブルと同様に疾患が隠れている可能性も否定できませんので、受診するようにしましょう。

とくに、排卵がないことは不妊の原因に直結しますので、妊娠を考えている方は一日も早く医療機関に相談することおすすめします。受診の際にも基礎体温表があると診察に役立つことが多いですよ。

更年期障害

女性における更年期は、卵巣機能が衰え、女性ホルモンの分泌が減少していきます。閉経する前後の期間を更年期といい、だいたい40代半ばごろから更年期の症状を感じる方が多いようです。

更年期になると、月経不順や月経異常といった月経トラブルだけでなく、精神的にもイライラしたり落ち込みやすくなってしまったりします。また、女性ホルモンが自律神経にも関係していることから、自律神経失調症のような不定愁訴に悩まされて日常生活を送るのが困難になる方もいます。

閉経を迎える時期にホルモンバランスが乱れてしまうことは、生理的なことである意味正常ともいえますが、その症状はつらいものです。婦人科では更年期の不快な症状を和らげる治療がありますので、相談してみるのも手ですね。

また、最近では、20代や30代のような本来閉経とは関係のない世代であっても、ホルモンバランスの乱れによって更年期障害と同じような不快な症状に悩まされる「若年性更年期障害」も知られるようになってきました。更年期障害の母親と同じような症状が出ているなど心当たりのある女性はホルモンバランスの乱れが原因かもしれません。

生活習慣病になりやすくなる

女性は、閉経を迎えると生活習慣病にかかりやすくなる傾向があります。例えば、肥満や内臓脂肪の増加によるメタボリックシンドローム悪玉コレステロールや中性脂肪の増加、高尿酸血症、糖尿病、またそれに合併して動脈硬化、心筋梗塞や心筋症、脳卒中といった病気が閉経前の女性に比べてかかりやすくなります。

これは、エストロゲンに内臓脂肪の分解を促進させる作用や、脂質の代謝を改善する作用、尿酸の生産抑制作用、動脈硬化や高血圧を防ぐ作用があるからです。エストロゲンが減ってしまうと、当然これらの作用も弱くなるので、生活習慣病にかかりやすくなってしまうのです。

また、生活習慣病とは異なりますが、女性がなりやすいのが骨粗鬆症です。エストロゲンには骨を守る働きがあるのですが、エストロゲンの分泌が少なくなるとやはり骨を守る作用も弱くなり、骨がもろくなり骨粗鬆症になりやすくなってしまうのです。

閉経後はもちろんですが、ホルモンバランスが乱れていてエストロゲンの分泌が減っているとこれらの病気のリスクも高まる可能性があります。

自分のホルモンバランスを知るためにはどうしたらいいの?

ホルモンバランスの不調で一番気づきやすいのは、生理不順や無月経といった月経に関するトラブルが実際に起きているときだと思います。

しかし、順調に月経がきているようでも実は無排卵月経でホルモンバランスが乱れていたということもあります。とくに不調を自覚していなくても、自分のホルモンバランスを知っておいて損はありません。ここでは、自分でできるホルモンバランスを知るための方法をご紹介します。

自分でホルモンバランスを知るためには、基礎体温を計測するのが一番です。

用意するものは
・婦人体温計
・基礎体温表

たった2つだけです。

婦人体温計は、口内で計測する体温計です。風邪をひいたときなどに使う体温計と異なるのは、小数点第2位まで計測できるという点です。基礎体温を測るためには、必ず婦人体温計を使うようにします。なかには、体温計自体にデータを蓄積できたり、アプリと連携させて簡単に記録を残せる体温計もあります。

もう一つ必要なのが、基礎体温表です。こちらは、手書きで記入するタイプもありますが、アプリに入力するタイプもあります。使い勝手のよいほうでかまいませんが、病院を受診する時には手書きタイプのほうがよい場合もあります。

なかには、アプリから印刷した基礎体温表を持参しても「こちらの体温表につけてください」と手書きタイプの基礎体温表を渡されてしまうこともあります。手書きタイプのものも、ドラッグストアで300円前後で購入できるので、普段はアプリに記録しておいて、受診する時に書き写すという方法でもよいと思います。

基礎体温は、安静にしているときの体温を測りますので、枕元に体温計を用意しておき、朝起きたら動かずにすぐに計測します。だいたい同じ時間に測るのがベストですが、不規則な勤務の方などは、まとまった時間寝て起きたタイミングと決めておけばOKです。

夜中にトイレに行った、何か飲み物を飲んでしまった、外の気温が高い/低い、といったちょっとしたことでも体温が微妙に変動することはありますが、大まかに見て基礎体温表が二層になっていればホルモンバランスは乱れていません。

月経開始から排卵日前後にかけては低温、排卵日あたりから高温になり、月経開始とともにまた低温へ…というふうに変化していきます。

低温の期間を低温期、高温の期間を高温期といいます。低温期と高温期との体温の差は0.3度以上あるのが理想的です。

高温期の期間もだいたい決まっており、平均で14日、だいたい12~16日間です。高温期が10日間ほどしかない場合はホルモンバランスが乱れている可能性がありますし、反対に17日以上続けば妊娠の可能性もあります。

ちなみに、妊活されている方は、「体温がガクッと下がった日が排卵日」とか「体温が上がったら排卵済み」といった基礎体温にまつわる話を聞いたことがあるかと思いますが、現在では排卵前から体温が上がりだす方もいることがわかってきたりと、基礎体温のみから排卵日を特定するのはなかなか難しいようです。

・基礎体温表が二層になっていない
・二層になっていても低温期と高温期の差が0.3度未満
・高温期が10日程度と短かい
・そもそも基礎体温が毎日ガタガタ

という場合は月経など自覚できるトラブルがなくても、ホルモンバランスが乱れている可能性が高いです。

もちろん、測り慣れてないうちは計測ミスをしやすいですが、3ヶ月くらい様子を見ても二層になっていないようでしたら、念のため月経が順調でも産婦人科に相談することをおすすめします。

ホルモンバランスを整えるためにできること

ホルモンバランスが乱れているというのは「結果」にすぎません。結果を改善するには、原因を突き止めてアプローチしていく必要があります。まずは、医師の診察を受けて治療が必要な疾患があれば治療してもらうことがホルモンバランスを整える近道になります。

しかし、病院で検査をしても何も異常が見つからない場合や、医師に「ストレスのせいですね」と言われて薬を処方されたわけでもない場合には、自分でホルモンバランスを整えるためにできることをしていきたいですよね。ホルモンバランスを整えるために自分でできることをご紹介します。

睡眠不足の解消

寝不足や不規則な睡眠などで、十分な眠りが確保できていない場合、意外にも脳へ強い影響があるといわれています。睡眠中には身体のさまざまな部位が修復されており、心身の疲労回復のためにも睡眠をしっかりととることは重要なのです。

しかし、睡眠が十分に取れていないと身体が回復しきらず心の状態も不安定になり、ストレスになってしまいます。こうしたストレスは脳へも影響を与え、女性ホルモンの分泌に関連する脳の視床下部や下垂体のはたらきにもよくない影響を与える場合があります。

仕事や家事や育児などで睡眠時間の確保が難しい方も、日中に10分目を閉じるだけでも少しすっきりとしたりするものです。睡眠のことをあまり気にしていなかったという方は、意識して睡眠をとるようにしましょう。

ストレスの解消

睡眠不足になると女性ホルモンの分泌を命令する脳の部位への影響がでる可能性があると先程説明しましたが、その他のストレスも脳へ影響をおよぼすことがあります。

たとえば、仕事で悩みや不安を抱えていたり、家事や育児が忙しすぎて休む時間がないなどのストレスも女性ホルモンのバランスを乱す原因になりえます。その例としては、昭和18年から20年頃にかけて日本で無月経になってしまう女性が増えたことがあります。

これは、戦時無月経といって、戦争という極度のストレス状況の中でホルモンのバランスが乱れて多くの女性が無月経になってしまったというものです。ほかにも、女性が強制労働を強いられた時期に起こった農業労働無月経や、若い女性が強制的に従事させられた際の「農業労働無月経」、インフレの時期に起こった「インフレ無月経」など日本以外でもストレスにさらされた女性が無月経になってしまう例が過去にありました。

現代においても、激しい運動をしているアスリートの女性や、刑務所に収容されている女性、進学や就職などで環境が変わったときやダイエットで急激な減量をしたときなどにホルモンバランスが乱れて月経不順や無月経といった症状が現れることが少なくないようです。このように、ストレスとホルモンバランスの乱れは密接に関係しています。

ストレスを感じないようにするというのは難しいことかもしれませんが、うまくストレスを解消するということはとても大切なことです。趣味がある方は趣味の時間を確保したりするのもおすすめです。

日帰りの旅行に出かけて気分転換をしてみたり、少し遠くのショッピングモールやデパートにウィンドウショッピングをしがてらおいしいものを食べるといったことでもよいと思います。

また、家事でも料理が好きな方であれば普段作らないような手の込んだ料理に挑戦してみたり、場所を決めて徹底的に掃除をするなど、何かに没頭してストレスのもとになるようなことを忘れられる時間をもつのもおすすめです。

一番おすすめなのは、軽い運動をすることです。散歩でもよいので少しウォーキングをする、自転車やエアロバイクをこぐ、ダンス系のエクササイズDVDをやってみるなど、リズムのある運動は幸せホルモンと呼ばれるセロトニンという神経伝達物質の不足を防ぐのに役立ちます。

運動によって自律神経のバランスがよくなることもあり、心身ともにリフレッシュできるのではないでしょうか。

栄養をしっかりと摂る

ここまで女性ホルモンのバランスを整えるために生活面のことについて解説してきましたが、食事も女性ホルモンのバランスを保つために欠かせないポイントいえます。

いくら規則正しい生活を送っていても、ダイエットで食事制限をしていたり、特定の物しか食べないなど偏った食事をしていたりしては、体がうまく機能せずに女性ホルモンのバランスも乱れてしまう可能性があります。

栄養素には、炭水化物、脂質、タンパク質、ビタミン、ミネラル、と大きく分けると5つの種類があります。ダイエットをしている方の中には、炭水化物(糖質)や脂質を徹底的に避けている方もいますが、これらの栄養素は人間が生命を維持して活動をするには必要不可欠なものです。

現代の食生活においては、糖質や脂質を過剰に摂取しがちな傾向があるので、摂りすぎてしまっているぶんを適切に制限することは健康のためにもよいことですが、やみくもに制限するのは健康上良くありません。

また、糖質や脂質は十分に摂れても、ビタミンやミネラルは不足しがちな傾向もあります。女性ホルモンのバランスを整えるためには、どの栄養素も必要ですが、とくに不足しがちなビタミンやミネラルをしっかりと摂取することも大切です。

かといって、これらのビタミンやミネラルを多量摂れば解決するというほど、人間の体はかんたんにはできていません。のちほど詳しく紹介しますが、栄養不足だけでなく栄養の偏りも栄養不足と同じくらい体によくないのです。

青汁に含まれるホルモンバランスを整えるための栄養素

規則正しい生活をするのもなかなか難しいと感じるかもしれませんが、食事のバランスを整えるのも大変だと感じる方が多いのではないでしょうか。

バランスの良い食生活をするためには、たくさんの品目を毎食ごとに用意する手間や費用がかかります。それを毎日…と考えると挫折してしまいそうですよね。バランスの良い食事を心がけることは大切ですが、そのサポート役として青汁を役立ててみてはいかがでしょうか。

青汁には女性ホルモンのバランスを整えるのに役立つ栄養素も含まれていますよ。

ビタミンB群

ビタミンB6という栄養素をご存知でしょうか。ビタミンB6は、タンパク質や脂質の代謝に関係している栄養素です。爪や髪や皮膚の健康を保ったり、タンパク質や脂質を分解する酵素を生み出すはたらきをしています。

そのビタミンB6は、エストロゲンの代謝にも関わっているため、ビタミンB6を不足させてしまうとホルモンバランスが乱れてしまう可能性があります。ビタミンB6は、サンマやカツオといった魚類や鶏レバー、大豆などに豊富に含まれています。

青汁の原料としてよく使われる野菜である大麦若葉明日葉ケールにも少しですがビタミンB6が含まれています。青汁のみでビタミンB6不足を改善するのは難しいかもしれませんが、青汁のよいところはビタミンB群が少しずつでもバランス良く含まれていることです。

ビタミンBには複数の種類(ビタミンB1、ビタミンB2など全部で8種類あります)があり、相補的に働くため、たとえばビタミンB6だけをたくさん摂ってもあまり意味がありません。

また、青汁を飲むという行動を生活の習慣にさえできてしまえば、毎日ビタミンB群を少しでも摂ることになりますので、少しずつでも継続的に摂取するという点において有意義ではないでしょうか。

ビタミンE

ビタミンEは、化学名で「トコフェロール」と呼ばれています。トコフェロールという単語には「子どもを生ませる」という意味があります。その意味からもわかるように、不妊を解消する栄養素として発見されました。

ビタミンEは血行をよくする作用があり、女性の大敵である冷えの改善や、月経に関する不快な症状を緩和するために医薬品としても効果が認められています。ビタミンEがこうした女性特有のトラブルに有効であるのは、副腎や卵巣に蓄えられて女性ホルモンの分泌を整えてくれるからです。

青汁の原料の中では大麦若葉に多く含まれています。明日葉とケールに関しても、明日葉よりも含有量は少ないですがビタミンEが含まれています。

亜鉛

亜鉛というと男性が摂るミネラルというイメージが強いかもしれません。しかし、妊娠を望んでいる女性の間では女性も亜鉛を摂るべきという意識が徐々に浸透してきているように感じます。

というのも、亜鉛は女性ホルモンの分泌に欠かせないミネラルだからです。亜鉛には脳下垂体から卵巣へ司令を送るためのホルモンの働きを促す役割があります。亜鉛が不足すると、脳下垂体から卵巣への司令がうまく伝わらず、卵巣から分泌される女性ホルモンにも影響を与えます。

さらに、亜鉛は卵子の細胞分裂にも欠かせない栄養素で、卵子自体にも亜鉛が含まれています。ということは、亜鉛が不足すると卵子の質の低下が起こることが考えられ、妊娠を計画している方には切実な問題につながります。

妊娠を望んでいる女性は特にですが、女性ホルモンの分泌を正常に行うためにも女性も亜鉛を不足させないように気をつけたほうがよいということがおわかりいただけると思います。

青汁の原料として使われている野菜の中では大麦若葉が亜鉛を多く含んでいます。ケールや明日葉にも含まれていますが、含有量としては大麦若葉のほうが断然多いので、亜鉛を意識している方は大麦若葉のほうがおすすめです。

カルシウム

妊娠や出産、更年期などで女性ホルモンが減ってしまうと骨からカルシウムが溶け出しやすくなります。その結果、骨粗鬆症などの疾患に進行してしまう場合もあります。

女性ホルモンが骨からカルシウムが溶け出すのを阻止する役割を持っている一方、カルシウムが女性ホルモンのバランスを制御しているという側面もあります。

女性ホルモンのバランスを整えることももちろんですが、妊娠や出産などのライフイベントがあるときや年齢を重ねれば誰でも女性ホルモンの分泌が少なくなり骨のカルシウムが少なくなりがちになりますので、カルシウムを補充するという意味でも積極的に摂りたい栄養素といえます。

カルシウムは、チーズや牛乳などの乳製品に多く含まれていることは多くの方がご存知だと思いますが、野菜にも含まれています。青汁の原料である野菜も例外ではなく、ケールや大麦若葉に豊富に含まれています。

青汁とホルモンバランス「まとめ」

女性ホルモン分泌のバランスの良し悪しを自分で知るためには、基礎体温を測って記録することが一番の方法です。もし、基礎体温に異常があったり、体調がいつもと違うなと感じたら、すぐに婦人科の受診をおすすめします。

異常がなかったり、少し女性ホルモンのバランスが乱れているだけとわかれば、生活習慣を整えることで女性ホルモンのバランスも整う可能性が高いです。睡眠はもちろんですが、栄養にも気を配りたいところですね。

ご紹介したように青汁には女性ホルモンのバランスを整えるための栄養素が含まれています。日々の食事にも気を配りつつ青汁を飲むことでより栄養バランスを整えやすくなるのではないでしょうか。

青汁の原料にはさまざまな種類があり、細かな品種や、青汁の産地、気候などにより含まれる栄養素は変動がありますが、調べた中では大麦若葉を原料にした青汁が女性ホルモンのバランスを整えたい方に向けた栄養素が多く含まれているようです。

大麦若葉は味のクセも少なく、青汁の原料としても定番のものなので手に入りやすく、様々な商品が販売されているので試しやすいという利点もあります。

また、青汁の飲み方に関してですが、毎日水やお湯で割るのでは飽きてしまったり、飲みにくいと感じた場合は豆乳で割るのがおすすめです。豆乳には大豆イソフラボンが含まれており、大豆イソフラボンは女性ホルモンと似た作用をすることで知られています。

大豆イソフラボンの過剰摂取は禁物ですが、1日1~2杯の青汁を割るくらいの量であれば心配ないでしょう。ぜひお試しください。

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