青汁×牛乳でホットミルク!飲んでみた
牛乳と青汁はおいしい組み合わせの代表です!
今回はホット青汁ミルクなど、牛乳を使ったいろいろな飲み方と味の感想、栄養的にどうなの?という点について詳しくご紹介します。

牛乳の種類の違い
牛乳って1種類じゃないの?と思いきや、なんと種類によって3つにわけられているんです。
牛乳
原材料が生乳のみのもの。ここからさらに
・成分無調整牛乳
・成分調整牛乳
・低脂肪牛乳
・無脂肪牛乳
の4つに分かれます。
加工乳
生乳に乳製品(または水)を加えたもの。
脱脂粉乳などを加えることで、牛乳よりも価格が安くなっていることもあります。
乳飲料
生乳に乳製品以外の原料を加えたものです。コーヒー牛乳やいちご牛乳などがこれにあたります。
また、カルシウムなどを加えて栄養を強化したものなども乳製品になります。
次に「牛乳」の4分類を見ていきましょう。
成分無調整牛乳
生乳を加熱殺菌したもの。原材料は生乳100%で水も加えられていません。
成分調整牛乳
生乳の一部成分を除去してあります。
低脂肪牛乳
生乳から脂肪分の一部を取り除き、乳脂肪分を0.5 %以上、1.5%以下としたもの。
乳脂肪分以外の栄養素はほぼ変わりません。
無脂肪牛乳
さらに乳脂肪分を取り除き、乳脂肪分を0.5%未満にしたもの。
乳脂肪分以外の成分はほぼ変わりません。
青汁用にはどの牛乳を選べば良いの?
特にこだわりがなければ「牛乳」にしましょう。牛乳といっても成分無調整牛乳、成分調整牛乳、低脂肪牛乳、無脂肪牛乳があるので困ることはないと思いますよ。
今回青汁を試してみる3種類の牛乳の栄養成分はこうなっています。
エネルギー:137kcal
たんぱく質:6.8g
脂質:7.8g
炭水化物:9.9g
食塩相当量:0.22g
カルシウム:227mg
エネルギー:34kcal
たんぱく質:3.5g
脂質:0g
炭水化物:5.1g
ナトリウム:41mg
カルシウム:117mg
エネルギー:72.5kcal
たんぱく質:6.8g
脂質:8.7g
炭水化物9.9g
食塩相当量:0.2g
カルシウム:231mg
「明治 おいしい牛乳」と「よつ葉 北海道十勝 特選4.0牛乳」は200mlあたり、「小岩井無脂肪牛乳」は100mlあたりなので少しわかりにくいのですが、たんぱく質、カルシウムなどの主要な栄養素の量は3製品ともほぼ同量で、大きく違うのはエネルギーと脂質になります。
カロリーが気になるなら単純に無脂肪乳がオススメとも言えますが、乳脂肪分に含まれている栄養素がごっそりカットされることになるので、それなら牛乳じゃなくても良いんじゃ?とも思えます。
青汁+牛乳は、飲みすぎなければ太ることはないと言われていますが、おいしくしようとしてお砂糖などを入れてしまうと話は別ですよ!
青汁を牛乳で飲むときの注意は?
どちらも安全な食品ですし飲み合わせも良いのですが、2点だけ注意点があります。
注意!アツアツのホットミルクは避けて
ビタミンCをはじめ、青汁に含まれているビタミンの中には熱に弱いものもあります。
「フレッシュフルーツ青汁」や「ケンプリア リッチグリーン」のように栄養素を壊さないために熱を加えないで作ってある非加熱製法の青汁には特にお湯を使わないでくださいね。青汁を温めたい場合は40度程度までを目安にしておきましょう。
牛乳の量はどれくらいが良いの?
基本的には、製品ごとに記載してある水分量を目安にします。特に指定がない場合は100ml~150ml程度で試してみて下さい。
エネルギーや腹持ちを考えると200mlくらいを一気に飲むよりも100ml×1日2回などが良いと思います。
今回は100mlの牛乳で青汁を作ってみます。
青汁を牛乳で飲んでみよう!
青汁を牛乳に溶かすときはシェーカーを使うのがオススメ。ダマダマになりにくいので混ざらないことによるストレスもありませんし、ちょっとはしたないですがシェーカーのままガーっと飲みほすこともできますよ。
青汁×明治 おいしい牛乳
ケール100%の青汁をおいしい牛乳100mlに溶かしました。
匂いは牛乳の優しい匂いが強く、ケールの葉っぱを思わせる強い匂いはありません。
味は牛乳の甘さのおかげで、ケール青汁なのにきなこミルクのような香ばしさがあります。
ケールよりも大麦若葉の方が香ばしくて飲みやすいと言われていますが、実際どうなのでしょうか。
じゃーん。
こちらは大麦若葉100%の青汁で作ったものです。
ケールの葉っぱの濃い緑色を想像すると、大麦若葉×牛乳の方が色が濃いことがちょっと意外です。
味は、大麦若葉青汁×牛乳の方がやっぱり香ばしさが強いです。苦味を100%抜いた抹茶ミルクみたいな味わいですが、牛乳の甘さをしっかり感じられるのはケール青汁だと思います。
100%ケールの青汁でもかなり飲みやすくなりますし、大麦若葉100%でもおいしいので、牛乳は青汁の種類を選ばない飲み物と言えそうえす。
おいしい牛乳はごく一般的な牛乳なので、これを基準に無脂肪牛乳と濃い牛乳で比較してみます。
青汁×小岩井 無脂肪牛乳
無脂肪牛乳で作った青汁です。
シェーカーに牛乳を入れてから青汁を入れたのですが、青汁を混ぜる前の時点で普通の牛乳よりもサラサラしていることがわかりました。
匂いは牛乳の甘い匂いよりもケールをやや強く感じます。
味もおいしい牛乳よりはケールの味がわかりますが、苦味やえぐみはまったくありません。
ただひたすらサラッとしていて、ひと口飲むごとにサラっとしてるな~と声に出してしまったくらいサラッとしています。
青汁×牛乳を飲み慣れていない方は「こんなものかな?」と感じると思いますが、おいしい牛乳みたいな成分無調整牛乳を飲み慣れている方はアッサリしすぎていて物足りなさを感じると思います。
でもこの牛乳+青汁で41.9kcalなのは魅力的です。おいしい牛乳だと76.4kcalになるのでコップ1杯で34.5kcalも違ってきますからね~。
青汁×よつ葉 北海道十勝 特選4.0牛乳
おいしい牛乳が乳脂肪分3.5%以上なのに対して、よつ葉 北海道十勝 特選4.0牛乳は乳脂肪分4.0%。この差がどうでるか、というところなのですが、よつ葉 北海道十勝 特選4.0牛乳の方がすごくまろやかです。上質な抹茶ミルクという感じですごくおいしい!
ただ、おいしい牛乳のときに感じた甘さがそれほど感じられないのは、メーカーの違いなのでしょうか。乳脂肪分の甘さがプラスされそうな気がしていたので、甘くならなかったところはちょっと意外でした。
青汁×よつ葉 北海道十勝 特選4.0牛乳は、すごくリッチでおいしいので、牛乳を健康のためというよりも味が好きで毎日ゴクゴク飲んでるよ!みたいな方に試してみていただきたいです。
3種類の牛乳で青汁を飲んでみて、わたしは牛乳で溶かすなら大麦若葉青汁よりもケール青汁の方がおいしいと感じました。
ケール青汁はクセがあるから牛乳とは合わないとか臭みが増すと言われることもありますが、ぜんぜんそんなことないですよ。
ケールをもともと臭くないと思っているからからもしれませんが、牛乳×ケール青汁はお互いのおいしい部分がさらにおいしくなる感じがするんです。これからもちょくちょくやっていこうと思いました。
青汁×明治 おいしい牛乳 お砂糖プラス
青汁はそのまま飲むよりもちょっと甘くした方が好き♪という方のために、青汁牛乳に甘みを追加して味見してみます。
こちらは、明治おいしい牛乳にスティックシュガー5gを入れたものです。
見た目はノーマルの青汁牛乳と変わりませんが、甘さと19.4kcalがプラスされています。
1本で約20kcalも増えるなんて、スティックシュガー恐ろしい・・・。
で、味ですが、一口飲んで、
こんな顔になってしまったくらい甘いです。ひと口以上飲めないくらい甘いです。飲めないものを作ってしまった自分に腹が立つくらい甘いです!
5gという量が多すぎたのでしょうか。でもスティックシュガー1本ということは、コーヒーや紅茶にお砂糖を入れる方々が普通に使っている量ということですよね。100mlの水分に対して5gの砂糖は多すぎたということなのかも。
でも、個人的な好みで飲めなかっただけで甘い物がお好きな方や子供なら普通においしい~♪と感じるのかもしれません。
でも、いくら飲みやすくなっても毎回約20kcalが追加されてしまうのは気になりませんか?砂糖は血糖値を急上昇させるので、ダイエットにも良くありません。
嗜好品として飲むものには砂糖もアリなのかもしれませんが、個人的には健康のために飲む青汁に砂糖はナシです。
青汁×明治 おいしい牛乳 はちみつプラス
はちみつは栄養たっぷりなのに砂糖よりも低カロリーで、砂糖の半分程度で同じくらいの甘さを感じられると言われています。
はちみつをほんのちょっとだけ入れたケール+牛乳青汁です。はちみつの匂いは全然感じられません。
味は・・・、はちみつをごく少量しか入れなかったので劇的に変わった!という感じではありませんが、甘くなったというよりもコクが出た気がします。
青汁+牛乳だけでも十分おいしいのですが、おいしさに深みが出ました。
青汁×ホットミルク
37度くらいの牛乳に溶かした青汁です。
匂いは、ぬるくなった牛乳の匂いそのもの。牛乳のワイルドなところがそのまま出てしまった感じです。なぜか、そうえいば牛乳って牛のミルクだったなぁと思い出させるような匂いです。
味は、おいしくなくはないですしレンジで温めれば手間もかからないのですが、これだったら冷たい牛乳でも良いかな~という感じ。
フーフーしないと飲めないくらいの温度だったらホットミルクとして楽しめるんですけど、人肌の牛乳そのものがあまりおいしいものではないように感じます。
と、最初は思っていたんですけど、慣れてくると意外とおいしいかも。
熱くもない冷たくもない、味がわかりやすい温度だからこそ青汁と牛乳の自然な甘さがおいしく感じられて飲みやすいんです。
体が温まるくらいの温度ではありませんが、家事の合間などの一息つきたいときに良さそうです。
青汁×ホットミルク&ココア
「青汁の飲み方」という記事で、ココア×青汁を水で作ったのですが、このときに牛乳で飲めばかなりおいしくなりそうと感じたのでやってみました。
ココアの作り方のポイントはココアをよく練ることらしいのですが、前回はこのポイントをサボってシェーカーでガーっと振ったんです。そして見事に失敗しました。だって混ざると思ったんだもん・・・。
今回は、ココアと青汁を少量の水で練ったところに人肌に温めた牛乳を少しずつ注ぐという方法で作ってみました。パッケージには牛乳の量は約140mlとありますが、今回は100mlです。
完成品がこちら!
ちゃんと作ったら前回のようなココアのだまだまはできませんでしたよ!
やっぱりちょっとくらい手間でもポイントは抑えないとダメですね。
匂いは完全にココア♪寒い日に心も体も温めてくれそうなココアの香りが鼻をくすぐります。人肌程度の温度なのに、カップを両手で包みたくなりますよ。
色も青汁の緑がほとんど消えて、ココアっぽい色になりました。
味はすっごくおいしいです!ビターなココアが青汁をカンペキに包んでいるのですが、遠くの方で青汁が持つ野菜の香ばしさも感じられます。
青汁+ココアにはぜったい牛乳が必要!再びはちみつを入れたらますますおいしくなりました。
今回使用した「バンホーテン ピュア ココア」は、1杯(4g)あたり16.8kcalです。ココアには女性に嬉しい鉄分、亜鉛、食物繊維、ポリフェノールなどが含まれているため適量であれば美容にも良いんですよ。
写真の青汁ホットココアは無脂肪牛乳で作ったので、エネルギーは合計約62kcalになります。スイーツのお供にするには高カロリーですが、1日3回の食事ではなかなか補給しにくい三大栄養素以外の栄養を簡単に摂れますし、間食代わりには健康的で良いと思います。
ココアというサブ材料を使ってしまいましたが、青汁ココアは牛乳を使うレシピの中ではいちばんおすすめかも(笑)
青汁の風味がほとんど消えるので、飲みやすい青汁の飲み方ランキングでも間違いなく上位に食い込む方法です。
牛乳の温度にだけ気を付けて、ぜひぜひやってみてください!甘さを調節したらお子さんも男性もおいしく飲めると思います。