青汁と酵素ドリンクの比較

青汁と酵素ドリンクの比較
『酵素ドリンク』をご存知でしょうか?

「酵素が飲み物になった物?」
そうですね、飲み物であることに間違いはなさそうです。

では、酵素が飲み物になるとは、どういうことでしょうか?

今、ダイエット食としても注目を浴びている『酵素ドリンク』の正体と、正しい摂り方、その効果。そして、青汁の持つ酵素との違いも探ってみましょう。

『酵素ドリンク』の正体

『酵素ドリンク』とは、酵素を補うことを目的に、発酵させて作られるドリンクです。
その材料には、野菜や果物、海藻、それに野草なども加えられ、多ければ100種類以上のものが含まれている商品もあります。

では、それ程までにして酵素を補うことにどんな意味があるのでしょうか?
また、その酵素ってどんなものなんでしょうか?

3種類の『酵素』

ヒトは、様々な食べ物から体に必要な栄養を摂っています。
酵素も、食べ物の中に含まれているのですが、ビタミンやタンパク質、炭水化物といった所謂『栄養素』と呼ばれるものの中には分類されません。

酵素は、栄養素とは全く別の働きを担う物質なのです。

酵素は、もともとヒトの体の中にも存在しています。
これを『潜在酵素』といいます。
そして、食品から摂ることが出来る酵素を『食物酵素』といいます。

体内に存在する潜在酵素は、生まれた時には既にその量が決まっていて、食品から摂取したからといって増えることはありません。

「食べ物から食物酵素を摂っても増えないの?」

そうなんです。

例えば、あり得ないことですが、食物酵素を全く摂ることのない生活を送っているとします。

その場合の潜在酵素を全て使い切るまでの期間を50年だと仮定すると、食物酵素を積極的に摂取した場合には、その食物酵素のはたらきが潜在酵素を助け、潜在酵素の消費量を抑えることが出来るので、使い切るまで60年間は大丈夫!

というように、もともとある潜在酵素という蓄えが増えるのではなく、その蓄えを切り崩さなくて済むので、残高が底をつくまでの期間に余裕が出来るよ!という考え方です。

この年数はあくまでも例えです。
潜在酵素の総生成量は、遺伝子のレベルで既に決まっていて、さらにそこに食・生活習慣などの要因が加わるので、この酵素を使いきるまでの年数には、かなりの個人差があるようです。

さて、その酵素が体の中でどのような働きをしているのかというと、まず潜在酵素は必要に応じて『消化酵素』と『代謝酵素』の2種類に分かれます。

『消化酵素』は、食べた栄養素が体内できちんと消化、吸収されるために、分解したり形を変形させたりする役目を担っていて、この分解された栄養が、体の様々な器官を動かすエネルギーになります。

『代謝酵素』は、消化酵素によって吸収出来る形になった栄養を、必要な器官へと運び込むのが役目です。正しい器官に運ばれたエネルギーは、ここでようやく力となり働き始めます。これが、エネルギー(カロリー)を消費するということです。

そして、もう1つの酵素、食物から摂ることが出来る『食物酵素』は、体内では消化酵素と同様の役目を担います。

ダイエットに必要な酵素

潜在酵素から枝分かれする、2つの酵素の割合は、体内の状況に応じて変化します。

潜在酵素の全体量は変わらないので、その枠の中で、例えば消化酵素が80%必要であれば、残りの20%が代謝酵素に充てられるということです。

この場合、優先順位は常に消化酵素にあるため、消化酵素を沢山使わなければならない状況になればなるほど、代謝酵素の量は少なくなるということですね。

実は、これが運動をしても、色々なダイエット法を試しても、なかなか成功という結果を残すことの出来ない原因の1つなんです。

どういうことか。

先程もお話しましたが、代謝酵素の働きは、分解された栄養を各器官へと運び、そこできちんと消費させることです。
つまり、この酵素の量が減り、働きが不十分になると、摂った栄養素は行き場を失くし体内に居座ることになてっしまうのです。

余分なものが居座ると、それが邪魔をして更に次の栄養素の流れを妨げる原因になります。こうして必要なものが滞れば、不要なものもそこで詰まってしまい、体外へ排出されにくい状況が出来上がってしまいます。

これが、所謂「基礎代謝の悪い状態」です。

こうならないためには、潜在酵素を出来るだけ代謝酵素として使えるようにする必要があります。

それには、食物酵素をしっかり摂り、消化酵素の代わりとして働いてもらわなければならないのです。

そこで、食物酵素を効率よく摂るための食品が必要とされているわけです。

青汁にも酵素は含まれている、でも・・・

『酵素ドリンク』は、名前を見れば一目瞭然で、「酵素が豊富に含まれているんだな」ということが、お分かり頂けると思います。

そして、世間ではすっかりお馴染みになった『青汁』も、酵素が豊富な食品の1つです。

どちらも素材は天然の物を使用しているため、安心して摂ることが出来ます。

けれど、ここで注意しなければならないのは、青汁の場合、その製造過程において加熱処理をしているものがあるということです。

何故なら、酵素はとても熱に弱い物質で、少しでも熱を加えてしまうと、酵素の元であるタンパク質が変性してしまい、もう酵素本来の働きは全く出来なくなってしまっているからです。

ですので、酵素を目的で購入するのであれば、先にその点を確認してくださいね。

青汁は『発酵』していない

そしてもう一つ、酵素ドリンクと青汁に含まれる酵素の大きな違いは、「発酵しているか、いないか」です。

酵素はもともと、納豆や味噌などの、日本特有の発酵食品に多く含まれていることが分かっています。

これは、発酵に使われる酵母や、乳酸菌、納豆菌といった菌が、酵素を生み出すからなのですが、酵素ドリンクは野菜や果物を発酵させて作るドリンクですので、青汁に比べ、より多くの酵素を含んでいるということなのです。

酵素ドリンクダイエット

では、酵素ドリンクを使ったダイエットは、どうしてそんなに効果が期待できるのでしょうか?

まずは、酵素ドリンクダイエットで期待出来る効果を見てみましょう。

・滋養強壮
・免疫力の向上
・代謝機能の向上
・脂肪燃焼効果
・美肌効果

どれも、直ぐにでも得たい効果ばかりですね。

でも、ここで慌ててはいけません。
そもそも、『酵素ドリンクダイエット』=『直ぐに痩せるもの』と考えてはいけないのです。

だって、酵素を摂っただけで直ぐに痩せるのであれば、体内にも常に酵素は存在するわけですから、端からダイエットの必要なんてないはずなんです。

酵素そのものが痩せるためのものではなく、酵素の働きをよくすることで『痩せるための体、痩せやすい体を作る』ことが、この酵素ダイエットの大きな目的だと考えてください。
ですので、直ぐに効果が見えないからとって、そこで断念してしまったのでは全く意味がないのです。

食事を置き換える

酵素ドリンクダイエットのお勧めの行い方は、『置き換える』という方法です。

1日3色のうちの1食を、この酵素ドリンクのみで済ますのです。
もちろん、お腹が空いたからといって、その後間食してしまったのでは意味がありませんよ。

その場合は、また酵素ドリンクで、その空腹を治めてください。

酵素ドリンクは、普段の食事とは違い、ゆっくりと血中に浸透していくので、血中で一気に増加する糖を分解するためのインスリンも作用せず、一時的な血糖値の減少が見られないため、直ぐに満腹感を得ることが出来るんですよ。

1食を置き換えることで、オーバーワーク気味の胃腸に休息を与え、尚且つ食物酵素がその間に、溜まっている栄養素の消化を助け、代謝酵素の働きも補おう!というやり方です。

ぷち断食として行う

これは、3日間程度の食事の全てを酵素ドリンクに置き換えて、一気に体内の臓器を休ませ、その間に体内に溜まった老廃物も排出させてしまおう!という、少し強行な手段です。

ここで勘違いしてはいけないのは、『この断食による体重の減少』=『痩せた!ダイエットの成功』ではないということです。

ここでの体重の減少は、単に『食べていないから減った』だけであって、断食修了後、食べれば元に戻ります。
寧ろ、その空腹感で一気に”ドカ食い”してしまうと、当然リバウンドが起こってしまいます。

そして、断食は1週間、10日と続けて行っていいものではありません。
最大を3日として、多くても1カ月に1回程度を限度として行なってくださいね。

どちらの方法を行なうとしても、酵素ドリンクダイエットは、あくまでも『痩せやすい体を作るための体質改善』が目的なのです。
その意味では、青汁も全く同じことがいえますね。

時間は掛かりますが、体質を改善しながらカロリーコントロールや、運動などを組合わせて行っていくことで効果の表れ方に違いが出てくるのも事実です。

『◯◯ダイエット』というような、何かだけを食べていれば痩せるというダイエットに取り組んで失敗した経験のある方は、この『体質改善から始める』という部分を見落としてしまったからかもしれませんね。

酵素ドリンクの選び方

青汁も発売元により、体に良い様々な原料が含まれています。
その成分を摂るのが良いのかは、自分がどんな部分を改善したいのかが商品を選ぶ基準になると思います。

では、酵素ドリンクの場合は、どう選ぶの良いでしょうか?

酵素ドリンクの原料は、野菜、果物、海藻、そして野草だとお話しました。
野菜や果物などは分かるけど、どうして野草?と、思いませんでしたか?

これにも大事な理由があります。

野草にはもともと、野生の環境でも育つための、薬効や特有の酵素が含まれているのです。
その薬効成分も、そのままドリンクの中に残っていますので、ぜひ一緒に摂って欲しいものなのです。

でも、野草なんて汚くないの?って思いますか?

実は野草は、有害な物質が混ざってしまっている土や、農薬などの薬が散布されている土壌には野草は生えることが出来ないのです。
つまり、逆にとても安全な物ということになりますよね。

そして、酵素ドリンクは、出来るだけ沢山の材料を使っているものを選ぶことをお勧めします。

何故かというと、酵素というのは、1種類の酵素につき1つの役割が与えられていて、他の酵素の仕事を代替えしたり、1つの仕事を分担して行なったり、1種類が2つの仕事をしたり、というようなことは出来ないという特徴を持っているからです。

50種類の酵素なら50の仕事、100種類の酵素が入っていれば100の仕事を熟すことが出来るのですから、種類が多い方がより沢山働いてくれるというわけですね。

副作用や注意点

青汁も酵素ドリンクも、医薬品ではないため『副作用』というものはありません。
しかし、野菜や果物といった含まれている成分に対してアレルギーがあるという場合は、使用を控えてください。

そして、どちらにも使い始めて直ぐに『好転反応』が起こる可能性があります。

これは、体内をキレイにしていく過程で、まずそれまで溜まっていた老廃物などの不要なものが一気に吹き出るため、吹き出物や吐き気、また排便や尿の増加といったような症状が現れるものです。

好転反応であれば、数週間もすれば徐々にその症状は改善され、体調もよくなってきますが、あまりにも酷い症状が続く場合は使用を中止し症状にあった医療機関を受診することをお勧めします。

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