青汁VSグリーンスムージーの比較

青汁VSグリーンスムージーの比較
似ているけれど違うもの。違うけれども、どんな風に違うのかハッキリと分からないもの。そんなことって、よくありませんか?

例えば、青汁とグリーンスムージー。
色も同じような緑だし?野菜も沢山使ってるし?もしかして、同じようなものなの?

さて、本当のところはどうなんでしょうか?
ちょっと詳しく見てみましょう。

スムージーって何?

『冷凍した果物や野菜使った、シャーベット状の飲み物』

これが、スムージー(smoothie)です。

作り方も簡単。予め凍らせておいた果物や野菜を水と一緒にミキサーやブレンダーを使って、砕きながら混ぜ合わせるだけです。
溶けかけたシャーベット、という感じですね。

スムージーにすることで、果物や野菜といった植物の細胞の特長である『細胞壁』を壊すことが出来ます。

この細胞壁は、体内では栄養の吸収の妨げとなっているものですので、スムージーとして摂れば同じ食べ物でも、その吸収率はグンとアップするわけです。

多少の向き不向きはあるかもしれませんが、どんな果物や野菜を使うかは、お好みです。
レシピサイトにも、沢山の種類のレシピが掲載されているようですので、相性の良さなどを参考にしてみるのもいいかもしれませんね。

ただ、せっかく栄養の吸収率が良くなっているのですから、最も栄養価の高い果物や野菜、つまり、それぞれの旬といわれる季節に合わせていただくのが良いのではないでしょうか。

『グリーンスムージー』の定義

じゃあ、スムージーの中でも、緑色をしてるものをグリーンスムージーっていうの?

色の見た目的には間違いではないかもしれませんが、ちょっと違います。

グリーンスムージー(green smoothie)は、もともとアメリカ発祥の食べ物です。
英語の「green」は「緑色」という意味の他にも「青野菜(green vegetable)」を指す言葉としても使われていて、緑の葉物野菜のことを単に「green」と表現します。

ですので、グリーンスムージーのグリーンは『葉物野菜』、それも『生の緑の葉野菜』を限定して差しています。

実は、これが『グリーンスムージー』という食べ物の、大事な定義なのです。

そもそも、『グリーンスムージー』という食べ物は、その見た目からいつしかそう呼ばれるようになったのではなく、ロシア生まれの料理研究家、ヴィクトリア・ブーテンコさんが、ご自身と、そのご家族の健康障害を改善することを目的にローフード生活を行ない、そこから独自の研究の下に考案されたものなのです。

グリーンスムージーの公式サイトも、ちゃんとあるんですよ。

そのヴィクトリア・ブーテンコさん考案による本来のグリーンスムージーとは、

<生の緑の葉野菜、果物、水のみで作られていること>

・根菜等の”グリーン”以外の野菜を加えるのはNGです。
・水の代わりに、牛乳や豆乳、ヨーグルトを加えるのもNG。
 これらに含まれているタンパク質により、消化吸収が悪くなるためです。
・サプリメントや青汁、砂糖などの調味料を加えるのもNG。

あくまでも、生のグリーンと果物の甘味や酸味のみの自然の味を召し上がってください。

ローフードのグリーンスムージー

グリーンスムージーは、ヴィクトリア・ブーテンコさんの考案による、ローフードの食べ方の一つです。

『ローフード』とは、『raw food』。
つまり、『生の食べ物』のことです。

では、食べ物を生で食べることの一番の利点って、なんだか分かるでしょうか?

それは、『酵素』です。

野菜、果物、肉、魚といった生の食べ物には、それぞれに豊富な酵素が含まれています。
そして、その酵素の一番の特長は「熱に弱いこと」です。

酵素は、ミネラルとタンパク質から構成されているため、熱を加えるとタンパク質が変性してしまい酵素としての役割を果たさなくなってしまうのです。

また、熱に弱いビタミンCやB1といった栄養素も、生ならその栄養効果を壊すことなく摂り込むことが出来ますね。

ローフードとは、生の状態で食物が持つ栄養を最大限に活かすための食事ということなのです。

グリーンスムージーの効果

ダイエット、デトックス、腸内環境の改善、冷え性の改善、浮腫み改善、花粉症の改善、気力の向上etc…
これらは、毎日コップ1杯のグリーンスムージーを摂ることで得られる効果です。

「そんなに上手くいくの?」と疑いたくもなるかもしれませんが、理由はとても簡単なことなのです。

生の食物から摂れる『食物酵素』は、もともとヒトの体内に備わっている『消化酵素』の働きを助けます。

ですので、「生のままでは消化に悪い」と思われている食物や食物繊維などの栄養素も、この消化酵素がしっかり働くことで難なく体内の細胞に吸収されやすい大きさまで分解されてしまうのです。

こうして、しっかりと栄養を吸収することが出来た細胞の働きは、当然活発になり、それまで腸や血液中に滞っていた老廃物や不要物を適切に排泄することも出来るようになります。

これが腸内環境改善と、血行促進によるデトックス効果、そして冷え性、浮腫みの改善です。

また血流の改善で新陳代謝がよくなるため、免疫機能もアップ。
そうなれば、花粉症などアレルギー症状の改善、気力の向上に繋がっていくというわけですね。

体に余分なものが堪らず、代謝機能が向上すれば、「太り難い体」が出来上がってくるんですよ!

ただし、だからといって摂り過ぎるのはNGです。
栄養素の中には、過剰摂取により弊害を起こすものもあるからです。
食物繊維もその1つで、大量に摂ることで逆に便秘に拍車をかけてしまうこともあるのです。

日本の『青汁』とアメリカの『グリーンスムージー』

では、見た目はグリーンスムージーにとてもよく似ている『青汁』は?といえばどうでしょうか?

グリーンスムージーがアメリカ産であれば、青汁は『日本のグリーンスムージー』と言ってもいいかもしれません。

実はアメリカには、日本ほど栄養価に長けた精巧な青汁が生産されていないのだそうです。

そのために、栄養価も高く、手軽に作ることが出来るグリーンスムージーが広まったのでしょうか。

青汁とグリーンスムージーの比較

1) 原料や摂取方法

青汁は、ケールや大麦若葉、明日葉を三大主原料としていますが、他にもゴーヤや桑の葉など様々な特徴を持った青汁が発売されています。

それに加えて、韃靼(だったん)蕎麦や大豆イソフラボンといったホルモンのバランスの維持に役立つ栄養素を含む原料を加えることで、特色を持たしています。

摂り方という面でも、水で溶かす、お湯で溶かす、豆乳や牛乳で溶かす、またヨーグルトにトッピングするなど、青汁はお好みで自由にいただくことが出来ます。
こちらは、グリーンスムージーとは違い、原料や他の食品との組合せによる定義はないようですね。

これは、グリーンスムージーが材料に全く手を加えずにより自然のままに摂るものであることに対し、青汁は、それだけで優れた栄養を補給出来るように、原料の良いところを集め作られたものであることの違いだということでしょう。

2) 健康、ダイエット効果

青汁は、ビタミン類、ミネラル、ポリフェノール等の抗酸化物質など、健康への様々な効果を考慮した栄養素を豊富に含んだ原材料をし、また、種類により自分の体調や目的にあった効果を期待出来る商品を選ぶことが出来ます。

そういった意味では、グリーンスムージーもまた、使用する食材を選び組み合わせることで自分の体の状態に配慮したものを用意することが出来ます。
グリーンスムージーの場合は、その日や、季節毎、気分によってもその材料や味を変化させることが出来るのは、飽きることなく続けるための強みでしょうか。

こう考えると、健康への効果に優劣は無いように思えます。

けれど、ダイエットへの効果となれば、グリーンスムージーに軍配が上がるでしょうか。

粉末や粒状になっている青汁では、それだけを食事代わりに空腹感を満たすことは出来ませんが、スムージーは果物と野菜を砕いているだけなので、多少の空腹なら補うことが可能です。

いつもお菓子にしていた間食を、グリーンスムージーに変えてみる、というのはいかがでしょうか?

青汁とグリーンスムージー「注意点」

2つの食品に共通する注意点は、「色々な意味で”過ぎない”」ということです。

1) 摂り過ぎない

青汁やスムージーに限らずですが、やはりバランスが大切です。
いくら体にいいもので出来ているからといって、一度の沢山摂ってもダメなのです。

・青汁は、必ずパッケージ等に記載されている用量を守りましょう。

・グリーンスムージーは、1日1~2Lといわれています。
多いように感じますが、朝食やおやつの代わりと考えて他の食品とは同時に摂取せず、単体で摂るのが消化吸収に最も効率の良い摂り方のようです。他の食べ物を摂る場合は40分~1時間程度以上、時間を空けるのがベストなのだそうです。

2) 頼り過ぎない

当然のことですが、青汁やグリーンスムージーだけを摂っていれば、他の物は食べなくてもいい!なんてことはありません。
両方とも、あくまで健康補助食品です。

用量の観点からも、青汁をお茶や水代わりに飲むのは避けてください。

そして、グリーンスムージーはいわば流動食のようなものです。
ですので、こればかり摂っていると、噛む力の低下や、また消化吸収の良いものばかりを摂ることで腸が怠けてしまい、本来のぜん動運動をする力を失ってしまうことにもなりかねないのです。

青汁もグリーンスムージーも、せっかく食物の良いところを引き出せるように考えられているわけですから、摂る側もより良く活かせるように工夫をしながら生活の中に取り入れていければいいですね。

このページの先頭へ