青汁を飲むと下痢になる主な原因6つ

青汁を飲むと下痢になる主な原因6つ
野菜から作られている青汁は、私たちの健康に素晴らしい恩恵をもたらしてくれます。「青汁を飲むようになってから風邪をひきにくくなった」「肌がきれいになった」などといった喜びの言葉を目にすると、野菜のチカラの偉大さと、野菜不足がもたらす弊害の怖さに同時に気付かされます。

しかしその一方で、青汁を飲むことで下痢になってしまう方もいらっしゃいます。青汁によって起こる下痢にはどんな原因が考えられるのでしょうか。また、どのような青汁をどのように飲めば下痢を避けられるのでしょうか?

青汁で下痢になる?その原因と対策

下痢になる原因1.「食物繊維」

青汁の原材料となるケール、大麦若葉、明日葉、桑の葉……。これらは全て食物繊維を豊富に含んでいる食材です。食物繊維は便秘解消の切り札となる存在ですが、摂取する量によってはお腹が緩くなることもあります。

青汁を飲むことで下痢になる場合、まずは食物繊維の摂取量が多すぎるケースが考えられます。その場合には量を減らして様子を見ながら青汁を飲むようにしてください。ほとんどの場合ではしばらく試しているうちにお腹の調子も安定してくるでしょう。自分の調子のいい分量で続けていくことが大切です。

ところが、単純に食物繊維の摂取量だけでは量れないケースがあります。

食物繊維には「不溶性食物繊維」、「水溶性食物繊維」の2種類があります。野菜やきのこなどに多く含まれているのは不溶性食物繊維。便の量を増やすことで腸の蠕動運動を促す働きがあるため、主に腸の動きが悪いことが原因で起こる「弛緩性便秘」に効果を発揮します。

野菜のほか果物、海藻、こんにゃくなどに多く含まれているのは水溶性食物繊維で、こちらは水分を含んで膨らみ、腸内の老廃物などを吸着して排出する働きがあります。腸の働きや腸内環境が不安定で便がカチカチになったかと思えば下痢になるといった「痙攣性便秘」に有効です。

ちなみに粉末状の青汁に含まれているのはほとんどが不溶性食物繊維で、冷凍の青汁やジュース、ジェル状の青汁には不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の両方が含まれる傾向にあります。しかしこれはあくまでも傾向であって、それぞれのバランスは商品によって大きく異なります。

飲んだ青汁中の2種類の食物繊維のバランスが自分の便秘のタイプが合わなければ、下痢になる可能性があります。通常量のままでも別の青汁商品に変えたら下痢にならなくなったというケースは少なくありません。

下痢になる原因2.「難消化性デキストリン」

青汁の中には難消化性デキストリンが配合されているものがあります。難消化性デキストリンは水溶性食物繊維の一種で、とうもろこしやじゃがいも由来の天然のデンプンから作られる成分。

血糖値や中性脂肪、コレステロールなどの異常に対して一定の効果が見られるということで、消費者庁からは特定保健用食品(トクホ)表示の認可を受けています。非常に安全性の高い成分ではありますが、摂取量によってはお腹が緩くなってしまいます。

お飲みになっている青汁の原料名表示をよくチェックしてみてください。上位に表示されていたら、それだけ難消化性デキストリンがたくさん含まれていることになります。お腹が緩くなる場合には難消化性デキストリンが含まれていない商品を選ぶようにしましょう。

下痢になる原因3.「青汁でお腹が冷えた」

冷たい水で青汁を作ったから……というケースももちろんありますが、青汁の原材料として使用されている葉物野菜には体を冷やす性質があるものが多く、その影響でお腹が冷えて下痢になるケースもあります。

青汁の原材料の中で体を温める働きがあるものは「よもぎ」。果物ではリンゴやオレンジ、桃、ぶどうなどに体を温める性質がありますので、これらが使用されている青汁を選んでみるのもひとつの方法。青汁を作る際にも冷たい水ではなくぬるま湯や温めた飲み物を使ってみてください。

下痢になる原因4.「人工甘味料」

青汁の中には飲みやすさとカロリーオフを両立させるために人工甘味料が含まれている商品もあります。「青汁に甘さが欲しい、でもカロリーが気になる」という方の願いを叶える人工甘味料なのですが、摂る量によっては下痢を引き起こす可能性があります。特に次の甘味料には注意が必要だと言われています。

・アスパルテーム(L-フェニルアラニン化合物)
・アセスルファムカリウム(アセスルファムK)
・スクラロース

青汁に限らず、これらが含まれている商品の中には「摂り過ぎるとお腹が緩くなることがあります」と但し書きのあるものもあります。

下痢以外にも副作用が出やすいために賛否両論ある人工甘味料です。お腹が緩くなる場合はこれらが含まれないものを選ぶようにしましょう。そして、どうしても甘みを加えたい場合には、少量のハチミツやオリゴ糖、天然甘味料などを試してみてください。

下痢になる原因5.「添加物」

青汁の中には甘味料以外にも香料や着色料、保存料などが含まれているものがあり、これらが下痢を引き起こすケースもあります。また、可能性としてはそれほど高くはありませんが、輸入原材料に含まれる残留農薬などが健康被害を起こしていることも考えられます。

安全性を考えるのなら「無添加」「無農薬」といった表示があるものを選びましょう。「無添加」との記載があっても、表示方法についての厳格な決まりはありません。添加されていないものは何なのかまでをしっかりチェックしてから購入されることをお勧めします。

下痢になる原因6.「アレルギー」

人工甘味料や添加物以外の原材料によるアレルギーの可能性もゼロではありません。ただ、野菜や果物に対するアレルギーが原因である場合、症状は下痢だけではなく、蕁麻疹や腫れ、嘔吐、腹痛なども併せて起こることがほとんどです。このような症状が出た場合には、その青汁の摂取は控え、医師の診断を受けてください。

このほか、特別な問題があるわけではなく、初めて飲んだ青汁にいわゆる「お腹がびっくりした」状態で下痢が起こることがあります。これは一時的な症状で心配はいりません。
体が慣れるまで量を少なめにして様子を見てください。数日程度で体が慣れ、下痢症状も治まるでしょう。

青汁は適量は必ず守って

青汁は薬ではないため、「飲んですぐ効く」といった性質を持っていません。即効性を願うあまりメーカー推奨量の2倍、3倍と飲めば、それだけ下痢を引き起こす可能性は高くなってしまいます。

食物繊維だけではなく、ビタミンなどの過剰摂取を引き起こすことも考えられます。青汁は必ず適量を守るようにしてください。青汁はたくさん飲むことよりも、長く飲み続けることが遙かに効果的なのです。

このページの先頭へ