青汁で薄毛(抜け毛)は改善できる?育毛効果はあるの?

青汁で薄毛は改善できる?育毛効果はあるの?
「薄毛、抜け毛に悩んでいる」というと一昔前までは中年以降の男性を思い浮かべましたが、最近では若い男性や女性の間にも薄毛、抜け毛を気にしている方が急増しています。育毛シャンプーや女性用の育毛剤は大ヒット、育毛・養毛グッズにも実にバラエティ豊かな商品の数々が登場しています。

そんな中、青汁の薄毛改善効果が注目されています。果たして青汁のどんな点が、薄毛に対して効果を発揮するのでしょうか?

薄毛・抜毛の原因は?

薄毛は遺伝するものとよく言われます。また年齢を重ねるにつれて抜毛が増えるのは、ある程度はしかたのないことかもしれません。実際、薄毛の原因はこの2つでかなりのパーセンテージを占めてはいるのですが、これ以外にも考えられる原因はたくさんあります。

・頭皮の血行不良
・頭皮の毛穴のつまり
・極端なダイエットや偏食
・ホルモンバランスの乱れ
・ストレス
・睡眠不足
・パーマやカラーリング……など

頭皮の血行不良は冷え性や運動不足、喫煙などでも起こり得ます。つまり、生活習慣の乱れが薄毛に関わっているケースが非常に多いのです。しかもこれらは1つ、2つだけではなく、複数の原因が重なっていることが少なくありません。

頭皮マッサージを行ったりシャンプーや育毛剤を毎日使ったりするだけでは、なかなか効果が現れてこないというのが現代人の薄毛の特徴でもあるのです。

育毛のために摂りたい栄養素

どれだけヘアケア、頭皮ケアを頑張っても、毛根に栄養が足りていないのでは健康な髪は生えてきません。薄毛や抜毛を抑えて健康な髪を育てるために、バランスのいい食生活を送ることは絶対に外せないテーマなのです。

では実際にどんな栄養素が育毛に関わってくるのかをご紹介しましょう。

亜鉛

新陳代謝やホルモンの合成に深く関わっている栄養素で、タンパク質から髪の主成分ケラチンを合成するために不可欠なミネラルです。亜鉛が不足すると発毛や髪の成長に悪影響を及ぼすだけでなく、細く切れやすい髪質になってしまいます。

また亜鉛は酵素「5αリダクターゼ」の作用を抑制する働きを持っています。5αリダクターゼとは男性型脱毛症AGAの原因で脱毛ホルモンとも呼ばれる「ジヒドロステロン(DHT)」を作る元となるもの。ジヒドロステロンは頭皮の血行不良、毛母細胞の活動低下、毛穴の詰まりなど頭皮環境悪化の元凶であることから、育毛のためには亜鉛不足はなんとしても避けなければなりません。

亜鉛はストレスや飲酒、激しい運動によって消費され、男性の90%に不足が見られると言われています。食材ではレバーやうなぎ、牡蠣、海苔、納豆、高野豆腐などに多く含まれています。

ビタミンC

コラーゲンやタンパク質の合成に欠かせない栄養素。薄毛改善に大きな役割を果たす亜鉛の吸収を良くし、後述するビタミンEやAの働きを高める作用を持っています。抗酸化力が強く、頭皮や血管を健康な状態に保つ効果があります。

また、抜毛の原因となるストレスに対抗するのもビタミンCの働きのひとつ。このほか喫煙や睡眠不足などによって大量に消費されるため、こまめに補給する必要があります。
柑橘系の果物やいちご、キウイフルーツなどのほか、イモ類、ケール、赤ピーマンや黄ピーマン、ほうれん草、緑茶などに多く含まれています。

ビタミンE

血行を促進させる、頭皮や毛根にとって非常に重要な栄養素。毛細血管を通して髪に栄養を届けます。強力な抗酸化作用を持ち、皮脂の酸化による頭皮や毛穴への悪影響を防ぎます。

ビタミンCやAとお互いに効果を高め合うため、同時に摂取すると効率的です。
食品にはナッツ類やうなぎ、かぼちゃ、モロヘイヤなどに多く含まれています。

ビタミンA

頭皮や髪を正常な状態に保つ働きのある栄養素でビタミンC、Eの働きを助けます。
不足することで頭皮が乾燥し脱毛を招きますが、過剰摂取すると頭皮を固くする原因になってしまうことも。

つまり適量の摂取が非常に重要となります。
ビタミンAはかぼちゃやニンジン、モロヘイヤ、レバー、うなぎなどに多く含まれており、飲酒によって大量に消費されます。

ビタミンB群

ビタミンB群の中で育毛にとって非常に重要な役割を果たしているのがビオチン(ビタミンB7)です。代謝に関わり、頭皮環境の正常化には欠かせません。ビオチンが不足すると脱毛しやすくなったり白髪になったりと、髪にとって直接的な影響を及ぼす栄養素です。レバーやイワシ、カレイなどの魚類、卵黄、ヨーグルトなどに多く含まれていますが、飲酒や喫煙、ストレス、不規則な生活によって消費されます。

ビオチンは他のビタミンB群とバランスよく摂取することで効率的に働きますが、特に髪の成長を助け、皮脂が過剰に分泌されることを抑えるビタミンB2やビタミンB6は意識して摂取することをお勧めします。ビタミンB2はレバーやうなぎ、卵、大豆製品や乳製品に、ビタミンB6はレバーや魚介類、大豆製品などに多く含まれています。

タンパク質

髪の99%はケラチンと呼ばれるタンパク質でできています。つまり、タンパク質が不足してしまうと、髪を作る材料がない!ということに……。健康な髪を育てるためには良質なタンパク質をしっかり摂取する必要があります。

ではどんなタンパク質を摂ればいいのでしょうか? タンパク質には肉や魚、卵などの動物性タンパク質と、豆類などの植物性タンパク質の2種類があります。ここでお勧めしたいのは植物性のほう。動物性の食品には脂質が多く含まれているため、頭皮にとっても血管にとってもあまり望ましくありません。

植物性タンパク質なら豆腐や納豆、豆乳などから摂取することができます。また牛乳や卵は動物性タンパク質ながらも脂質が比較的少なめです。

食物繊維

タンパク質や亜鉛など毛髪の原料となる栄養素の吸収率を高めるには、便秘を解消して腸内をきれいにしておく必要があります。そのために役立つのが食物繊維です。食物繊維には余分な脂分を吸着して排出する働きもあり、薄毛改善効果は間接的ながら、ぜひ不足しないように摂っておきたい栄養素だと言えます。

育毛・薄毛対策に良い栄養素をまとめて摂れる青汁

青汁は非常に栄養価が高く、普段の食事では摂りにくい栄養素もしっかり補給できるところに良さがあります。

例えば亜鉛。
通常のメニューの中で亜鉛の摂取を意識するのは意外と難しいものです。となればサプリメントで、となりますが、亜鉛のサプリメントを長期連用すると過剰摂取になる恐れがあります。(亜鉛を過剰摂取すると善玉コレステロール値の低下や鉄、銅の欠乏を招く可能性があります。)

その点、青汁なら多すぎず少なすぎず、ちょうどいい量の亜鉛が含まれており、毎日コンスタントに摂取するのに適しています。青汁の原材料の中では大麦若葉に最も多く亜鉛が含まれていますが、明日葉やケールからも摂取することができます。

また、ビタミンA、C、Eはビタミンエース(ACE)と呼ばれ、同時に摂取することでお互いの効果を引き出します。ビタミンB群も同様であるため、一杯の青汁でこれらをまとめて摂るのはとても意味のあることなのです。とりわけケールの青汁にはビタミンCが豊富に含まれていて栄養バランスにすぐれています。薄毛改善のために青汁を選ぶなら、ケール中心のものを選ぶといいでしょう。

タンパク質だけは青汁以外で補給を

ただし、青汁にはタンパク質はそれほど含まれていないため、これについては他の食品から摂ることを考えたほうが効果的です。幸い、良質なタンパク質が摂れる牛乳や豆乳は青汁と相性が非常にいいため、これらに混ぜて青汁を飲むことで解決します。

特に、ホルモンバランスを気にする女性には青汁の豆乳割りをお勧めします。豆乳には女性ホルモンに似た働きをする大豆イソフラボンが含まれていますので、女性の薄毛の改善が大いに期待できます。

青汁の育毛効果・薄毛対策は長い目で見て

残念ながら青汁の薄毛改善効果はすべての人に発揮されるわけではありません。例えば常に髪を染めている方、生活習慣の乱れやストレスがあまりに大きい方などは、まずは原因が解決されないことには改善は非常に難しいと言わざるを得ません。

しかし、薄毛・抜け毛の原因が食事を中心としたものであれば、青汁の効果はかなり期待できると考えられます。心理的不安を感じることなく、自然な形でケアできるといったメリットもあります。

もちろん青汁は薬ではないため、すぐに劇的な改善というわけには行きません。が、これまで行っているヘアケアに、ぜひ青汁を加えてみてください。気長に楽しみながら青汁を続けていくうちに、「あれ? 最近抜毛が減ってきた?」「なんだか髪の毛に元気が出てきたみたい」と気づく日が来るかもしれませんよ。

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