手作り青汁の作り方

手作り青汁の作り方
青汁とは緑色の生野菜の汁を搾ったものです。市販の青汁はケール、大麦若葉、明日葉などの野菜を単独か、さらに野菜や果物などを加えて作られているものがほとんどです。

主原料となるケール大麦若葉明日葉などを一般のスーパーで見かけることはほとんどありません。そのため、青汁=市販品を購入するものというイメージが強いかもしれませんが、実は青汁は手作りすることが可能です。その際、材料は必ずしもケールなどを使用する必要はなく、手に入りやすい緑色の野菜を使って作ればOKです。

クックパッドなどのレシピサイトを覗いてみると、実にいろいろなパターンの青汁が存在していることがわかります。

要は1つ以上の緑色の野菜が入って緑色をしていたら「青汁」と呼ぶことができるわけです。ただし、基本的に青汁は健康効果や美容効果を狙っているものなので、含まれている栄養素や総合的な栄養価の高さなどが素材の選択の鍵となりそうです。

今回、ケールと味の相性が良い材料を使って、子供や青汁が苦手な方にも飲みやすい青汁を作ってみましたのでご覧ください。

自家製青汁に向く野菜、向かない野菜

青汁の原材料として向いているのは、ケール、大麦若葉、明日葉、ブロッコリー、小松菜、モロヘイヤ、サラダ菜、しそ、水菜(京菜)、クレソン、パセリ、春菊など。端的に言うと緑色の野菜が入りさえすればなんでも構いません。「青汁の父」遠藤仁郎博士が青汁にケールを採用する以前には、大根菜や水菜などがよく使われていたようです。

そして、緑の野菜にニンジンやセロリ、キャベツ、レタス、カリフラワーといった身近な野菜や野草を加えてもいいでしょう。旬の新鮮な野菜にはビタミンやミネラルがたっぷり含まれていますので、緑色の野菜の栄養素をさらに押し上げることができます。

逆に、青汁に向いていない代表的な野菜には「ほうれん草」が挙げられます。ほうれん草はビタミンやミネラルが豊富に含まれている健康野菜なのですが、同時に尿路結石の原因にもなるシュウ酸が含まれています。

シュウ酸は茹でることで水に溶け出すため、おひたしなどで食べるならそれほど気にする必要はないものの、生で使用する青汁には向かないと言えます。もちろん少量使用したからといってただちに問題があるわけではありませんが、青汁の材料としては使わないほうが無難でしょう。

青汁と野菜ジュースとの違いは?

野菜を使用していたら「野菜ジュース」なのですから、野菜ジュースの一種として青汁があると言えます。緑色の野菜がひとつも入っていないもの、例えばニンジンや淡色野菜のみで作られたものは青汁ではない野菜ジュースになりますね。

スムージーとの違いは?

スムージーは原材料に凍らせた野菜や果物を使いますので、仕上がりがシャーベット状になります。ですので、もし凍らせたバナナと小松菜を使って作れば、それは「青汁スムージー」ということになるでしょうか。

 

青汁の手作りに挑戦!

というわけで筆者も手作り青汁にチャレンジしてみることにしました。
これまで数多くの市販の青汁を飲んでみて思ったのは、「ケールの青汁はクセがあって飲みにくい」「大麦若葉の青汁は飲みやすい」ということ(ケールには普段の食事ではなかなか摂りにくい栄養素までしっかり含まれているという良さがあるのですが)。そのため、当初は大麦若葉を手に入れて青汁を作りたいなと思っていました。

でも残念ながら大麦若葉を購入できるショップは見つからず……。そこで、(失礼ながら)仕方なくケールを購入することにしました。

ケールも身近なスーパーでは見つけられませんでしたが、楽天などのネットショップなら購入することができます。「ケール 生葉」のワードで検索するといくつかショップが見つかります。

今回筆者がケールを注文したのは自社の農場で育てたものを販売されているMASUDA(マスダ)さんというお店。

ケールは有機栽培されたものがクール便で届きます。ケール自体はそれほど高額ではありませんが、少量の購入だと送料が高くつくのがちょっと痛いですね。

届いたケールの葉はとても立派なもの! 想像を超えた大きさでちょっとびっくりしました。

縦40cm×横30cm以上はあるでしょうか。

ケール

2枚から購入できるので、手作り初心者にはぴったりでした。
ではさっそくこのケールを使って青汁を作ってみることにします!

お子様にもおすすめ!ケールとフルーツの青汁レシピ

今回はケールと味の相性が良い材料を使って、誰でも飲みやすい青汁を作ってみます。
青汁はジューサーかミキサー、すり鉢を使って作ることができます。ジューサーを使うと繊維質が取り除かれるため、口当たりよく仕上がります。中でも低速ジューサーは摩擦が少ないため、栄養素や酵素を壊すことなく摂れるとして人気を集めています。

<材料(2人分)>

・ケール生葉 1枚
・りんご 1/2個
・バナナ 1本
・牛乳 300ml

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<作り方>

(1) あらかじめ牛乳をよく冷やしておきます。

(2) 材料を洗い、お手持ちのジューサー、ミキサー(ブレンダー)、すり鉢など調理器具に合わせて材料を小さくカットします。

(3) 材料を調理器具に投入し、よく撹拌、またはすりつぶします。

(4) これで出来上がりです。ジューサーで作った場合はそのままでいただけますが、ミキサーで作った場合には汁を搾った後の葉が残るので、飲みやすさを重視するならガーゼなどで濾します。

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筆者は一般的なミキサーで作りました。画像は葉を濾さずにそのまま入った状態のものです。葉の中には食物繊維が豊富に含まれていますので、便秘解消を目的としている方は全ていただいたほうがいいでしょう。

手作り青汁をいざ実飲!

「ケールの青汁」のお味はいかに?と思いつつ、恐る恐る飲んでみてびっくり!
これはなかなかいけます。葉の部分をそのまま残しているためにゴクゴク飲めるというわけにはいきませんが、ミックスジュースの中に小松菜が入ったような感じと言えばいいでしょうか。ケールにバナナとりんごはとてもよく合い、思いの外おいしくいただけます。

驚いてケールの葉をそのまま食べてみると……ほんのり甘みがあり、普通のキャベツやブロッコリーに近いあっさりした味ではないですか。以前サラダで食したことのあるケールや冷凍のケール青汁はもっと青臭くクセのある味だったので、今回購入したケールもそれと似たものをイメージしていたのですが、全くの別物でした。苦味もほとんどありません。

恐らくケールは品種や収穫時期、栽培方法によって味がかなり違うのではないでしょうか。今回筆者が購入したケールは上記の作り方で非常に飲みやすいものができたのですが、もしお使いのケールが苦味やクセのあるものなら、フルーツの分量を多めにする、レモン汁を加える、甘みを足すなどの調整が必要かもしれません。

手作り青汁の注意点

白砂糖は使わない

青汁の甘みに白砂糖を使用するのは控えたほうがいいでしょう。白砂糖には体を冷やす、腸内の悪玉菌を増やすといった欠点があるからです。できるだけフルーツで甘みを出したいところですが、それでも足らない場合にはハチミツ、オリゴ糖、ココナッツシュガーをお勧めします。

保存はせずにすぐに飲む

自家製の青汁には保存料や安定剤、酸化防止剤などは入っていないため、長時間の保存はできません。作ったらできるだけ早く飲みきるようにしましょう。

手作り青汁のメリット、デメリット

手作りの青汁にはお勧めできるところとできないところがあります。その両方を比較してみましょう。

メリット

・有機栽培の材料を使えば安全性の高い完全有機青汁が作れる。
・青汁の中身が全て把握できる。
・自分の好みの材料で、好みの青汁が作れる。
・選ぶ材料によって費用がコントロールできる。
・できたてが飲める。

手作りの一番のメリットはやはり安全性。自分で確かめながら材料が選べるので、完全無農薬の青汁を作ることができます。また味はもちろんのこと、例えば「美肌のために特化した青汁」「コレステロール値を下げるための青汁」など、自分の目的に合う好みのものが作れるのも魅力です。

デメリット

・作るのに手間がかかる。
・おいしく作れない場合がある。
・手に入りにくい野菜がある。
・選ぶ材料によっては費用がかかる。

青汁を実際に手作りしてみて感じたのですが、材料を洗って切るところから始まりミキサーを片付けるところまで、手作りするにはどうしても手間がかかります。

これを毎朝の忙しい時間帯に続けるのはかなり厳しいと思いました。市販の粉末青汁ならシェイカーの中に青汁パウダーを入れてシャカシャカするだけで作れ、後始末も簡単に済むわけですから、これに関しては完全に市販の粉末青汁のほうに軍配が上がります。

また、今回はケールで大満足の青汁が作れたので良かったのですが、筆者が当初希望していた大麦若葉は結局手に入りませんでした。

身近な野菜でも青汁は作れると言っても、やはりケールや大麦若葉、明日葉がよく使われているのには成分の良さという理由があります。それらをどうしても使いたいとなれば、材料が揃わない、費用が高価になるといったデメリットが生じてしまいます。

終わりに

ご紹介したように、手作り青汁にはいい面も悪い面もあります。メリットのほうに魅力を感じる方や手作りを楽しみたい方にはぜひ手作りにチャレンジしてみることをお勧めします。

ただ個人的には、「たまに作るならいいけど、毎日作らないといけないとなれば面倒になりそう」というのが本音でしょうか。青汁は毎日飲んでこそ、その効果が実感できます。飲んだり飲まなかったり、となるのであれば、市販のものを上手に活用したほうがいいかもしれません。

折衷案として、手作りの野菜ジュースやフルーツジュースに市販の粉末、または冷凍青汁を加えるという方法はいかがでしょうか。手に入りにくいケールや大麦若葉の生葉の代わりに市販の青汁を使ってしまおうというわけです。これなら「作れるときは(半分)手作りで、忙しいときはそのまま溶かして」ということも可能なので、できるだけ簡単に作りたい方にも無理がありません。

自由な飲み方ができるのが青汁のいいところでもあります。ぜひいろいろ試してみて、自分の好みの飲み方を見つけてみてください。

中河環

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