青汁をプロテインに混ぜてもOK?筋肉はつく?

青汁をプロテインに混ぜてもOK?筋肉はつく?
以前はボディビルダーや強靭な筋肉が必要となるアスリートが飲むものというイメージが強かったプロテインですが、最近ではそのダイエット効果にも注目が集まり、一般の人にとってもかなり身近なものとなってきました。

プロテインとはかなりキャラクターが異なりますが、青汁もまた、栄養価が高くてダイエット効果も期待できるという点では同じ。この青汁とプロテイン、混ぜて飲むのはアリなのでしょうか? それともナシなのでしょうか?

プロテインに期待できる働きとは?

そもそもプロテインとはたんぱく質のこと。家庭科でも習う通り、三大栄養素のうちのひとつです。たんぱく質のはわたしたちの体を構成する主成分のひとつでもあります。筋肉や髪、爪、皮膚、内蔵、血管など、わたしたちの体のあらゆる器官はたんぱく質でできているのです。

つまりプロテイン(=たんぱく質)は毎日飲んでムキムキの筋肉を作るためのものではなく、スポーツをする人にとってもしない人にとっても大切な栄養成分。筋肉はもちろん、健康的な肉体を維持するためには質の良いたんぱく質を毎日摂取する必要があるのです。

良質な筋肉が増えると生活の質の低下が避けられるのと同時に、基礎代謝が向上するため、太りにくく痩せやすい体質に変化します。このところよくプロテインがダイエットに活用されている理由のひとつに、たんぱく質のそんな働きを挙げることができます。

プロテインの摂取にサプリメントが利用される理由

厚生労働省が発表している「日本人の食事摂取基準(2015年版)」によると、1日あたりに摂取するたんぱく質の推奨量は、成人男性で60g、成人女性で55gとなっています。

これとは別に体重を元にした基準値もよく用いられており、そちらによると一般的な成人は体重1kgあたり1gのたんぱく質が必要、アスリートなら1kgあたり2gが必要とされています。

さて、通常栄養素はサプリメントではなく食事から摂るのが基本です。もちろんたんぱく質の摂取の場合にもプロテインのサプリメントを使わず、全てを食事から摂ることも可能です。ただ、たんぱく質を含む食品の摂り方によっては、健康面で問題となることも考えられるのです。

たんぱく質が多く含まれる代表的な食品といえば、なんと言っても「肉」でしょう。では肉のみで1日60gのたんぱく質を摂取するにはどのくらいの量を食べればいいのかご存知でしょうか? その答えを日本食品標準成分表を元に計算してみたので、カロリーとともにご紹介します。

牛肉サーロインだと 353g(脂質85g/1,052kcal)
豚ばら肉だと 429g(脂質150g/1,654kcal)
鶏もも肉だと 240g(脂質31.2g/545kcal)

いかがでしょうか。ちなみに1日あたりの脂質の摂取量は男女ともにエネルギーの20~30%の範囲内が目安となっていますので、30~49歳の男性なら73g、30~49歳の女性なら55g程度だとお考えください。

実際には全てのたんぱく質を肉だけで賄うのは現実的ではありませんが、牛肉や豚肉だと脂質の量もカロリーも完全にオーバーしてしまうことになりますね。

このように、たんぱく質を食事だけで摂ろうとすると、どうしても脂質やカロリーの摂取量が多くなりがちであまり効率がよくありません。筋肉をつけようとする人がプロテインのサプリメントを摂取する理由はここにあります。

ただし、たんぱく質だけをだけ摂っていれば筋肉が作れるわけではないのも重要なポイント。そこで現在ドラッグストアなどで手に入るプロテインには、たんぱく質を主成分にビタミンやミネラルも配合されています。ダイエットを目的とした女性の愛飲者も増えているからか、コラーゲンなどの美容成分を配合している商品も人気を博しています。

青汁と混ぜると栄養過多になる?

その一方で青汁はビタミンやミネラル、食物繊維が豊富。1杯で野菜不足を補える、忙しい現代人にとってはとてもありがたい飲み物です。この青汁をプロテインに混ぜても問題はないのでしょうか。

プロテインも青汁もどちらも栄養価が高いので、一緒に摂ると各栄養素の過剰摂取になってしまわないか、もしくは幅広い栄養素がかえってお互いの働きを邪魔することになってしまうのではないかというのが懸念されるポイントです。

結論から言うと、青汁とプロテインとを混ぜても全く問題はありません。それどころか、むしろ青汁とプロテインとを一緒に飲むことで相乗効果も期待できるのです。実際にアスリートたちの間では、青汁をプロテインに混ぜて飲むのがブームになっているほど。アスリートだけではなくわたしたち一般人にとってもメリットがいっぱいあるので、ぜひこの飲み方を真似してみましょう。

青汁+プロテインがすぐれている理由

青汁とプロテインはどちらも栄養価が高いのですが、それぞれに欠けているものをうまく補い合うため、栄養の過剰摂取にはなりにくい組み合わせです。さらに言えば、それぞれに含まれる栄養素がお互いの働きを強化する相乗効果も期待できます。

プロテインの主成分はたんぱく質。これに代謝に関わるビタミンB群を中心としたビタミンが配合されているものがほとんどです。

一方の青汁は原材料が野菜。そのため、ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富に含まれていますが、たんぱく質の含有量はかなり少なくなっています。

ビタミンで多いのはβ-カロテンやビタミンE、Cなど。ビタミンB群で特徴的なのは葉酸なので、プロテインと比べてあまり重複するものがありません。たとえ重複した栄養素があっても過剰分は排出されてしまうものばかり。そのため、栄養素が過剰摂取になってしまう心配は、まずないと言っていいでしょう。

青汁とプロテインとを一緒に摂るとことで期待できる効果

青汁とプロテイン。それぞれを片方だけ摂った場合と比べてより高い働きが期待できるものをいくつかご紹介してみましょう。

運動効率が上がり、筋肉がつきやすくなる

青汁から摂取できるミネラルは、たんぱく質が筋肉を作るのをサポートする働きがあります。また、ミネラルは運動をした際の筋肉の疲労を早く取り除くのにも効果を発揮します。これにより無理なく運動を続けられるので、運動の効率も上がりやすくなり、良質な筋肉がつきやすくなります。

プロテインサプリメントや青汁に含まれているビタミンB群は脂肪燃焼効果に関わっており、不足することなく摂取することで疲れにくくなったり、引き締まった美しい体作りに役立ちます。

筋肉がつきすぎることを心配する女性も少なくないことと思いますが、女性の場合には多少プロテインを飲んだからといってムキムキになることはまずありませんのでご安心を。美しいボディラインを作るもの、ダイエットや運動不足で筋肉を落ちるのを防ぐものとお考えください。

ダイエット効果

青汁にプロテインを混ぜることでぐっと腹持ちが良くなり、余計な間食をしなくて済むようになります。また、筋肉量が増えることで基礎代謝(寝ているだけでも消費されるカロリーの量)が上昇し、痩せやすく太りにくい体を手に入れることができます。

また、青汁とプロテインの組み合わせはダイエット後のリバウンド防止にも役立ちます。ダイエット後にリバウンドしてしまう一番大きな理由は筋肉が落ちてしまうこと。筋肉が落ちれば基礎代謝もその分低下するため、ダイエット前と同じ生活を送るとカロリーがダブつき太ってしまうのです。

ダイエットが終了した後にも青汁とプロテインを飲み続けていれば、筋肉が落ちにくく、リバウンドもしにくくなります。もちろん運動を組み合わせればダイエットにもリバウンド防止にも非常に大きな効果が期待できます。

免疫力ダウンの対策に

強度の運動を日常的に行っていると免疫力が落ちることがあります。しかし青汁には免疫力を向上させる成分がたくさん含まれているため、必要以上に免疫力が低下するのを避けることができます。

便秘の予防に

プロテインをたくさん飲むアスリートにとって、悩みのひとつとなりやすいのが便秘です。たんぱく質の摂取が一般的な量でバランスが取れているならそれほど問題はないのですが、多く摂れば摂るほど腸内の悪玉菌を増やす原因となります。それが便秘につながってしまうのです。

でも青汁を一緒に飲めばその可能性はぐっと低くなります。青汁に含まれる豊富な食物繊維が善玉菌を増やし、腸内環境を整えてくれるからです。

それでもまだ便秘気味だな……という場合には、乳酸菌やオリゴ糖が加えられている青汁を選ぶといいでしょう。青汁とプロテインをヨーグルトに混ぜて食べるのも効果的な方法です。

栄養補給に

単純に栄養を補給する飲み物として、青汁とプロテインの組み合わせは非常に優秀です。病気で食欲がないときや食の細いお年寄りなどが筋肉量を維持するためにも、青汁とプロテインは大いに役立ってくれるでしょう。

青汁をプロテインに混ぜる際の注意点

プロテインサプリメントは運動する人にはすばらしい働きをしてくれますが、全く運動しない人がたくさん摂ると、太る原因にもなりかねません。

カロリーコントロールをしっかり行うとともに自分にとってのプロテインサプリメントの適量を見つけ、そのラインを超えて摂りすぎないようにすることが大切です。

青汁とプロテインとの組み合わせは栄養的にはほとんどスキがありません。でもそれだけを飲みさえすれば良いのかと言えば、やはりそれも違います。

健康的な強さ、美しさを引き出すために、できるだけ食事の内容も見直し、規則正しい生活を送るようにしましょう。

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