青汁は不妊症に効果はあるの?

青汁は不妊症に効果はあるの?
健康面で取り立てて問題のないカップルが適切な妊活を始めた場合、2年間経っても赤ちゃんを授からなければ不妊症である可能性が高くなります。

不妊症というと、かつては女性の側に問題があると考えられがちでした。でも最近は、男性側になんらかの原因があるケースも半数近くに上ることがわかってきています。こうしたケースでは女性ばかりが努力しても成果は期待できません。

また女性、男性どちらの側にも生殖機能には問題がないケースも数多く見られます。忙しい現代人の生活習慣の中には、妊娠を遠ざける原因がいくつも潜んでいます。そのような環境の中では、たとえ検査を受けても、赤ちゃんを授からない病的な理由がみつからないケースは珍しくないのです。

不妊症の治療において生活習慣の改善が大切だと言われているのはそのためです。その中でも特に重要視されているのが、毎日の生活の根幹となる食事を正すこと。そしてその食事療法を助けるものとして大いに注目が集まっているのが青汁です。

赤ちゃんを迎える助けとなる栄養素が豊富に含まれているという青汁。具体的に青汁のどのような成分が不妊症の改善に効果的なのかをご紹介することにしましょう。

食生活は妊活に影響大!

ホルモンバランスの不安定さは、妊娠のしにくさに多大な影響を与えると考えられています。ホルモンバランスの影響というとなんとなく女性にのみ関係するものと考えられがちですが、これは男性にとっても無関係な話ではありません。

ホルモンバランスを正しい状態で安定させるために関与しているのが、食品に含まれているミネラルです。ミネラルは体内で作ることができないため、意識的な摂取が必要となります。しかもそれぞれの分量は多すぎてもいけません。

もしひとつのミネラルでも欠乏、または過剰な状態に陥ると、ホルモンバランスのみならず神経の働きやあらゆる細胞の活動にほころびが出始め、体調を維持するのが難しくなってしまうのです。

ところが、ビタミンに比べてミネラルの摂取はどうしてもイメージしにくいため、後回しにされることが多いのが実際のところです。たとえミネラルの摂取を意識していても、毎日の食事からミネラルを過不足なく摂るのは簡単なことではありません。

血行の悪さも妊娠しにくさにつながる

またもう一点、血流の悪さも不妊になる大きな原因だと考えられています。酸素や食品などから取り込まれた栄養素は血液によって全身に運ばれます。しかし、血流が悪ければ肝心の栄養素を各器官に届けることができません。血行が悪いことで、子宮が赤ちゃんを迎えるための環境を整えられないこともありうるわけです。

血流の改善には定期的な運動やマッサージなどが効果を発揮しますが、それと平行して行いたいのが食生活の見直しです。血液の循環に関係する栄養素が不足することのないように、食事の内容に気を配る必要があります。

妊活にはどの栄養素が必要?

妊娠しやすい体質を作るためにはどのような栄養素を摂ったらいいのでしょうか。女性、男性に分けてご紹介します。

女性に必要な栄養素

女性の場合、ホルモンバランスの乱れは妊娠しにくい体質へと直結します。また、いざ妊娠したときのための備えも併せて考えておく必要があります。

葉酸(ビタミンB9、ビタミンM)

葉酸は赤血球の生成に関わるビタミンです。葉酸が不足すると貧血を起こしやすくなり、体が酸欠状態になったり栄養不足に陥りやすくなります。
葉酸には子宮の機能をアップさせ、受精卵を着床しやすくする働きもあります。不妊症の改善に直接関わる栄養素のひとつです。

葉酸はお腹の赤ちゃんの成長にとって非常に重要な役割を果します。摂取することによって神経管閉鎖障害など赤ちゃんの先天的な障害のリスクを低減化させることができることから、厚生労働省により妊娠中の摂取目標の具体的な数値が掲げられている成分のひとつでもあります。

妊娠にまだ気づかない初期の段階にも、葉酸は赤ちゃんにとってはとても大切な栄養素です。妊娠の準備段階から不足することのないように、積極的に摂取するようにしましょう。青汁には葉酸がたっぷり含まれているので補給方法としてベストの選択です。特にケールには葉酸が多く含まれています。

鉄の不足は貧血に直結し、不妊症の原因を作りやすくします。事実、不妊の方に鉄不足が多く見られるというデータがあります。さらに、貧血が流産の原因になることは少なくないとの調査結果もあります。

また鉄には粘膜を作る働きがあり、子宮の粘膜を強くするのに欠かせません。鉄不足は黄体ホルモンの分泌や卵巣の機能を低下させる恐れがあります。

このように、妊娠に大きく関わっている鉄。女性は月経によって鉄が失われやすいため、積極的な補給が必要となる代表的な栄養素です。

ところが鉄は比較的吸収のよくないミネラルで、摂っているつもりでも十分でないことがよくあります。レバーのように毎日は食べにくい食品に多く含まれているのも、鉄分が不足しがちな要因のひとつだといえます。

その点青汁からなら過不足なく鉄分を補給することができます。特に大麦若葉や桑の葉の青汁には鉄分が多く含まれています。

ビタミンE

子宮内膜の質を高めて着床率をアップさせることから「子宝ビタミン」とも呼ばれるビタミンE。

ホルモンバランスを整えると同時に血行を改善をする働きがあり、不妊症や流産の治療に処方されることもあります。

ビタミンEを多く含む食材はかぼちゃやうなぎ、アーモンドなど。青汁にもビタミンEは豊富で、明日葉や大麦若葉、モロヘイヤ、桑の葉には特にたくさん含まれています。

ビタミンC

ビタミンCは吸収しにくい鉄の吸収率をアップさせる働きがあります。鉄と同時にビタミンCを摂ると貧血の改善に効果的です。

柑橘系の果物に多く含まれるビタミンC。青汁ならケール、ブロッコリー、緑茶などが配合されたものを選ぶようにしましょう。

亜鉛

黄体ホルモンや卵巣刺激ホルモンなどの働きを高めるミネラル。生理不順のあるかたには特に効果が期待できるミネラルで、排卵を正常化して着床しやすくする働きも持っています。

亜鉛はどちらかといえば男性の不妊のためのミネラルだというイメージがありますが、そもそも亜鉛はDNAの生成に深く関わっているため、女性側に欠乏があっても不妊に繋がることがあります。

亜鉛はレバーや牛肉、牡蠣などに多く含まれています。青汁の原材料となるものなら明日葉や大麦若葉、桑の葉から摂取できます。

男性に必要な栄養素

亜鉛

男性不妊のための代表的なミネラルがこれ、亜鉛です。亜鉛は精子を作るのに欠かせない成分で、精液の中にも多く含まれています。
亜鉛の摂取によって精子の量の増加、運動率の上昇、またEDの改善や生殖機能のアップも期待できます。

精子の生成に関わるミネラル。男性の場合には女性ほど不足が顕著にはなりませんが、欠乏すると不妊の原因となります。

セレン

タンパク質を構成する必須ミネラル、セレン。精子の生成にも深く関わっており、健康で運動率の高い精子を数多く作るのには欠かせません。

セレンはわかさぎやかつお、ほたて、ネギなどに多く含まれています。青汁の材料ではケールに多く、ほうれん草やブロッコリーにも含まれています。

ビタミンE

ホルモンバランスを整える働きがあり、男性の妊活にとっても重要な栄養素です。セレンと同時に摂取することでセレンの働きを高める作用もあります。

アルギニン

アルギニンは精子を構成する必須アミノ酸のひとつです。アルギニンの摂取によって精子の生成が活発化し、運動率も高まることがわかっています。また、EDの改善にも効果が期待できます。

アルギニンは乳製品や大豆、高野豆腐、鶏肉などに多く含まれています。野菜には比較的少ないのですが、ブロッコリーやほうれん草から摂取することができます。

葉酸

葉酸といえば女性の妊活をサポートする成分としてよく知られていますが、男性も摂取することで妊娠の確率が高まるというデータが発表されています。必要量は女性ほどではないものの、定期的に摂取しておきたい栄養素です。お酒をよく飲む方は葉酸が不足することがあるため、特に注意が必要です。

男女ともに同じ理由から必要な栄養素

カルシウム

受精のメカニズムにはカルシウムが必要不可欠です。また、卵子や精子を活性化させるためにもカルシウムが必要となります。女性、男性のどちらか片方がカルシウム不足でも不妊の原因となりえます。

乳製品に多く含まれるカルシウム。青汁の材料ならケールや桑の葉に多く含まれています。

妊活におすすめなのは桑の葉の青汁!

青汁の材料といえばケールや大麦若葉、明日葉などがよく用いられていますが、妊活にいいと言われる成分で選ぶのなら桑の葉の青汁を推します。なぜなら桑の葉はカルシウムや亜鉛、ビタミンEが豊富だから。葉酸も多く含まれています。

また、注目したいのが桑の葉のみに含まれる成分、DNJ(1-デオキシノジリマイシン)です。DNJは糖質をブロックして血糖値の急激な上昇を抑える性質があるため、糖尿病やダイエットへの効果が期待されている成分です。

EDの治療にも糖質制限が取り入れるケースがあることから、DNJが有効ではないかと考えられるのです。

元々漢方薬として滋養強壮やEDに効果があるとされてきた桑の葉ですが、それが西洋医学の見地からも裏付けられた格好です。多くの妊活サプリに桑の葉が配合されているのも頷けるところです。

桑の葉の青汁ならお茶に近い味わいで飲みやすいのもいい点です。もちろんケールや大麦若葉、明日葉にも不妊症に働きかける成分がたくさん入っているのは間違いないので、これらの素材がブレンドされているものを選ぶのもいいでしょう。

新しい命のために、安全な青汁を

不妊症改善のために必要な栄養素は摂ったらすぐに結果が出るというものではないため、淡々と飲むサプリメントでは続けにくいこともあり得ます。その点、野菜不足を手軽に補える青汁なら同時に健康への対策にもなるので、毎日続けやすく、一石二鳥になるのではないでしょうか。

そしてせっかく青汁を飲むのであれば、ぜひ安全性の高いものを選んでください。体調がデリケートになりやすい時期でもあります。ストレスなく妊活を続けるためにも、有機栽培の材料で作られたものや極力添加物の含まれていない商品を選ぶようにしましょう。

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