青汁は疲れ目(眼精疲労)にも効果的なの?

青汁は疲れ目(眼精疲労)にも効果的なの?
パソコン、スマホ、テレビ……。現代人は目を疲れさせる機会に取り囲まれています。夕方になると目がシバシバする、乾燥する、かすむ、目の下にクマができる。このような状態を放置したままでいると症状はさらに進み、やがては目の周辺以外の場所にまで影響を及ぼす重い眼精疲労へと悪化するケースも考えられます。

こうした疲れ目を緩和するのに、青汁が効果を発揮すると言われています。果たして青汁のどんな成分が目に働きかけるのでしょうか。詳しくご紹介します。

疲れ目が悪化すると多くの症状を伴う眼精疲労に

紫外線やディスプレイから発せられるブルーライトは活性酸素を大量に発生させ、目に害を与えます。目の周りの筋肉に緊張が続き、疲労が蓄積するのが疲れ目の直接的な原因ですが、この活性酸素の作用は決して小さなものではありません。

目への悪影響が注目されるようになって紫外線をカットするサングラスや、最近ではブルーライトをカットするメガネなどを使用する方も増えてきました。もちろんこれらのメガネは目を守るのに有効な手段なのですが、目へのリスクを100%カットできるわけではないのです。

疲れ目を放置していると、やがて目以外の部位にまで症状が及ぶ眼精疲労の状態に陥ります。通常の疲れ目なら一晩休めば回復できますが、眼精疲労は翌日になっても疲れが残るうえ、次のような症状も伴います。

<目に起こる症状>
・目が痛む
・光が眩しい
・かすんだりぼやけたりする
・視力が低下する
・充血する
・目が乾く

<目の以外に起こる症状>
・頭痛、頭重
・肩こり
・吐き気
・イライラ
・集中力低下
・倦怠感
・食欲不振
・不眠

青汁で摂れる!疲れ目に効果的な栄養素

ビタミンA

ビタミンAは目の健康を守る代表的なビタミンです。暗いところになると極端に視力が落ちることを「鳥目(夜盲症)」と呼びますが、後天的なものはビタミンAの欠乏によって起こることが知られています。

ビタミンAは網膜を正常に保つためのロドプシンという成分の生成に関わっています。そのため、ビタミンAが不足すると色の識別がうまくできにくくなったり、ドライアイ、疲れ目などの症状が起こってくると言われています。

緑黄色野菜には体内に吸収されることで必要な量だけビタミンAに変換されるβ-カロテンが豊富に含まれています。青汁の材料になるものではケール、大麦若葉、明日葉、桑の葉、クロレラ、モロヘイヤ、ほうれん草、ブロッコリー、小松菜などにβ-カロテンが豊富。β-カロテンをしっかり補給したいなら青汁はきわめて効率的だといえます。

ルテイン

ビタミンAと同様、目の健康に直接関わっている栄養素がこのルテインです。ルテインはカロテノイドのひとつ。黄色い色をした天然色素で、こちらも緑黄色野菜に多く含まれています。

ルテインは目の水晶体や黄斑部に元々存在する成分で、青い光を吸収する性質を持っています。つまり、目に害をなす紫外線やブルーライトを吸収して目を守る働きをしているのです。この性質により、ルテインのことを「天然のサングラス」と呼ぶこともあります。
ところがこのルテイン、体内で合成することができないうえに、年齢を重ねるにつれて減少することがわかっています。高齢者に白内障や黄斑変性症などといった目の疾患が増えるのはルテインが不足するからであるとの指摘もあり、アメリカを中心にルテインのサプリメントの摂取を勧める眼科医が増えてきています。

青汁の原材料の中ではケールやクロレラにルテインが豊富に含まれています。その他、ブロッコリーやほうれん草などにも多く含まれているので、積極的にルテインを摂りたいなら、ぜひこれらを使用している青汁を選ぶようにしましょう。

ビタミンB1

ビタミンB1は疲労回復にきわめて効果的な成分です。目の筋肉の緊張をやわらげ目の疲れをほぐす働きにすぐれているだけではなく、疲れ目からくる頭痛や肩こりなどにも効果を発揮するため、眼精疲労のための医薬品にも必ずと言っていいほど配合されています。

青汁の原材料の中ではビタミンB1は大麦若葉に多く含まれています。ただし”豊富”とまではいかないので、疲れ目が激しい場合なら、ビタミンB1が多く摂れる豆乳に溶かして飲むとより効果的です。他の食材では豚肉や玄米などに多く含まれているので、それらも併せて積極的に食べるようにしましょう。

ビタミンB2

ビタミンB2は皮膚や粘膜の健康、視神経の正常化に大きく関わっているビタミンです。ビタミンB2が欠乏すると目が疲れやすくなり、目のピントが合いにくい、目がかすむ、涙が出る、充血するなどといった症状が現れやすくなります。また結膜炎を起こすこともあります。

ビタミンB2は卵や納豆、レバー、乳製品などに豊富に含まれています。青汁の原材料なら大麦若葉や明日葉に多く含まれていますが、牛乳やヨーグルトに溶かして飲むことでよりビタミンB2を強化することができます。

ビタミンB6

目の粘膜の健康に直結しているほか、視神経の正常化や免疫機能の強化、目の筋肉や水晶体の主成分であるタンパク質の代謝などに関わっているビタミンB6。不足すると目が疲れやすくなって充血を招いたり、眼病を引き起こしたりします。

ビタミンB6はレバーや魚介類、大豆製品やバナナなどに豊富に含まれています。青汁の原材料なら抹茶や玉露に多く含まれ、ケールや明日葉からも摂取することができます。ただ、お茶は青汁にそれほど多く配合されているわけではありません。こちらも効率を考えるのならバナナや豆乳などで栄養素を底上げすると良さそうですね。

ビタミンB12

視神経を健康に保つ働きを持つビタミンB12。このビタミンが不足すると目が疲れやすくなり、視力が低下したり目の粘膜にトラブルが起こりやすくなることが考えられます。

ビタミンB12はレバーや魚介類、乳製品に多く含まれており、一般的な野菜からはあまり摂取することができません。しかし大麦若葉や明日葉にはビタミンB12が含まれています。

ビタミンB12が欠乏すると肩こりや腰痛が起こりやすくなるので、そうした症状を緩和するためにも不足することなく摂取したい成分です。

ビタミンC

ビタミンCは目の水晶体をフレッシュな状態に保つ役割や、角膜に多く含まれるコラーゲンを合成する働きを持っています。
ビタミンCが不足すると眼精疲労が起こりやすく、眼病を発症するもととなります。さらには目の水晶体内にあるタンパク質が変質し白く濁る病気、白内障の原因にもなることがわかっています。

ビタミンCは野菜やフルーツに多く含まれています。青汁の材料ではケールや緑茶、ブロッコリー、ほうれん草などから豊富に摂取することができます。

ビタミンCは体内に溜めておくことができません。せっかく摂っても3時間程度で体外に排出されると言われているので、コンスタントな補給のためにぜひ青汁を活用しましょう。

ビタミンE

血行改善に役立ち、若々しい体を作るビタミンEは、別名「若返りのビタミン」とも呼ばれています。その働きは、目や目の周りに対してももちろん効果を発揮します。

ビタミンEが不足すると目が疲れやすくなり、ドライアイになったり目の周りにクマができやすくなります。また眼精疲労からの肩こりや頭痛などが重くなることも考えられます。

油脂類、ナッツ類やうなぎ、青魚などに多く含まれるビタミンEですが、青汁からもたっぷり摂取することができます。特にモロヘイヤ、よもぎ、明日葉、大麦若葉、ケール、ブロッコリー、ほうれん草などには多く含まれています。

抗酸化作用のある成分は疲れ目に効果あり!

青汁には上でもご紹介したルテイン、ビタミンA、C、Eなどのほか、クロロフィルやSOD、ポリフェノールなどといった強力な抗酸化作用を持つものがいくつも含まれています。

これらには紫外線やブルーライトなどによって大量に発生する活性酸素を除去したり無毒化する働きがあるため、疲れ目や眼精疲労、ドライアイ、その他目に起こる様々な病気の予防が期待できます。

抗酸化作用を持つ成分の中で、疲れ目に対して最も高い効果が期待できるのがルテインです。ほとんどの抗酸化成分は体の細胞全てに働きかけるのに対して、ルテインは目に対して特化した働きを持つ成分だからです。

直接光に晒され、影響を直に受ける目だからこそ、そのリスクは非常に大きなものがあります。ルテインの積極的な摂取によって目を疲れから守りましょう。

青汁を飲むならケールの入ったものがおすすめ

大麦若葉や明日葉の青汁も疲れ目に効果がないわけではありませんが、さらに効率的に疲れ目に働きかけるならケールができるだけ多く含まれている青汁を選ぶようにしましょう。その理由は、ケールにはルテインとビタミンCが豊富に含まれていることと、栄養バランスがいいことが挙げられます。

ビタミンはそれぞれが独立して効果を生む栄養素ではありません。特にビタミンB群はバランスよく摂取して初めてそれぞれの成分の真の実力が発揮されるのです。栄養バランスの良さこそ、ケールが「緑黄色野菜の王様」と呼ばれる所以です。

そしてもうひとつ、穏やかな睡眠を助けるメラトニンとカルシウムが含まれているのもケールの良い点です。疲れ目からの回復には質の良い睡眠が欠かせません。普段眠りの質が良くなく、翌日に目の疲れを持ち越してしまう方にもケールの青汁をお勧めします。

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