青汁に含まれるクロロフィルの効果

青汁に含まれるクロロフィルの効果
青汁にはわたしたちの体に素晴らしい働きをもたらす成分が多数含まれています。クロロフィルもそうした成分のうちのひとつ。クロロフィルとはどんなものに含まれる成分で、どのような効果が期待できるのかをご紹介しましょう。

植物の光合成には欠かせないクロロフィル

クロロフィルとは葉緑素のこと。その名の通り緑色をした色素で、植物や藻類に含まれています。小学生のときの理科の時間に光合成について習ったことを覚えていませんか?

クロロフィルには光エネルギーを吸収する作用があり、クロロフィルがなければ植物は光合成を行うことができません。でもクロロフィルが役立つのは植物だけではなく、人間の体に取り込んでも様々な働きが期待できるのです。

クロロフィルに薬効があることが明らかになったのは古く、すでに1900年代の初頭には多くの科学者によってクロロフィルの効果についての研究がスタートしていました。20世紀後半になってからはその成果が続々と現れ、現在では薬品としてだけではなく、食品や日用品でもクロロフィルの薬効が盛んに活用されています。

クロロフィルが含まれているもの

クロロフィルは緑色をした野菜や海藻に多く含まれています。一般的には緑色が濃ければ濃いほどクロロフィルがたくさん含まれる傾向にあると考えて間違いありません。特に、

ほうれん草、小松菜、明日葉、ニラ、春菊、クロレラ、緑茶、ピーマン、モロヘイヤ、よもぎ、わかめ、海苔

などがクロロフィルの豊富な食材として挙げられます。

ただ、これらの食材を毎日コンスタントに食べるのはそれほど簡単なことではありません。

それにクロロフィルはあまり吸収のいい成分ではないため、これらの食材をただ食べたのでは期待通りの量が摂取できないケースもあるのです。吸収をよくするためには加熱したりすりつぶすなどして、クロロフィルを取り巻く細胞壁を壊す必要があります。

その点、青汁は製造過程ですでに材料が粉砕されているため、こちらで手を掛けなくても効率的に成分を吸収することが可能です。毎日適量を摂取することが難しくないことと併せて、青汁はとても理にかなったクロロフィル摂取法だと言えます。

青汁の原材料で選ぶなら明日葉やクロレラ、ほうれん草、緑茶などが含まれているものがおすすめではありますが、もちろんケールや大麦若葉からもクロロフィルをたっぷり摂ることができます

クロロフィルの効果にはどんなものがある?

クロロフィルには非常に幅広い効能があります。その中から代表的なものを見てみることにしましょう。

コレステロール値の抑制

クロロフィルには血液中のコレステロールを吸着して排出しやすくする働きがあります。これによりコレステロール値が正常化され、高血圧や血栓症の予防にもなります。さらには心筋梗塞や脳梗塞、その他の多くの生活習慣病の原因となる動脈硬化を防ぐ効果も期待できます。

貧血を予防する効果

クロロフィルは別名「緑の血液」と呼ばれるほど、人間の血液に含まれる色素成分ととてもよく似た構造をしています。実際に人間の体内でも血中の鉄分と結びつき、血液の質の改善や造血機能を向上させる働きをもたらすことがわかっています。

デトックス効果

クロロフィルには素晴らしい浄化作用があります。食物を介して運び込まれたダイオキシンやカドミウム、鉛などの有害物質や老廃物が体内に蓄積するのを防ぎ、吸着して体外に排出しやすくします。

便秘改善

腸壁にこびりついた有害物質や悪玉菌などの老廃物はクロロフィルに吸着されて体外に排出されます。これにより腸内環境が整えられ、乱れた排便リズムも正常化に向かいます。

消臭作用

クロロフィルにはすぐれた消臭作用、殺菌作用があり、摂取することで口臭や体臭、便臭などを和らげる効果が期待できます。ガムや歯磨き、サプリメント、消臭スプレー等にもクロロフィルが配合されている商品は少なくありません。
またクロロフィルの働きで腸内環境が整うことから、便秘を原因とする体臭を改善することができます。

癌の予防

わたしたちの体を攻撃し、細胞内のDNAを傷つけ劣化させる活性酸素。癌や多くの生活習慣病はこのような活性酸素の仕業によるところが大きいと考えられています。クロロフィルには強力な抗酸化作用があり、発生した活性酸素を無害化したり消去したりする働きがあります。
クロロフィルには免疫力を向上させる作用もあるため、癌の発生を抑える働きが期待できます。

美肌効果

活性酸素はシミ、シワといった肌の老化や肌荒れなどの原因を作ると考えられています。クロロフィルの抗酸化作用は強力で、若々しい美白肌のキープに大いに役立ちます。
また、クロロフィルには殺菌作用、免疫力をアップさせる作用があることから、ニキビの原因となるアクネ菌の繁殖を抑えることができます。

歯周病・虫歯の予防

クロロフィルの強力な殺菌作用が口腔内の雑菌の繁殖を抑え、歯周病や虫歯の発生を防ぎます。

クロロフィルには副作用はある?

クロロフィルは比較的安全性が高く害のない成分なのですが、まれにアレルギーが起こることもあります。これはクロロフィルに含まれているフェオホルバイトという成分によるもの。特に光に対して過敏症を起こすケースが多く、湿疹が出たり、酷いときには太陽の紫外線によって火傷に近い皮膚症状を起こすこともあります。

このようなアレルギーをお持ちの場合は、もちろんほうれん草や小松菜を食べただけでも症状が出てしまいます。青汁やサプリメントなどではクロロフィルの配合量に制限が設けられているため、普段青物野菜を食べても問題のない方なら、通常の飲用の範囲内でひどい副作用を起こす可能性はそれほど大きくないと考えられます。

わたしたちの体に多くの効果をもたらすクロロフィルですが、過ぎたるは及ばざるが如し。あまりに大量摂取してしまうと胃腸に負担がかかりますし、下痢症状などを引き起こしてしまったのでは元も子もありません。くれぐれも適量を守って摂取するようにしましょう。

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