おいしい大麦若葉(HIKARI)って安いけど大丈夫?飲んだ感想

おいしい大麦若葉(HIKARI)って安いけど大丈夫?飲んだ感想
健康の維持には野菜の力は欠かせません。しかし、忙しい現代人の食生活はとかく野菜不足に陥りがち。そんな現代人の味方として、数多くのメーカーから様々な青汁が登場しています。

有名メーカーの青汁の多くは独自の個性を持ち品質にも定評がありますが、どうしてもそれが価格に反映されてしまいます。あまりにお値段が高ければ、家族で毎日飲むのに支障が出ることも。

知名度がそれほどではなくても優秀で飲みやすく、お財布にやさしい青汁はないものか……? そんな思いから、ある青汁に注目しました。今回試飲してみるのは、楽天市場で見つけた「おいしい大麦若葉(株式会社HIKARI)」という商品です。

おいしい大麦若葉ってどんな商品?成分や原材料は?

まず目につくのはそのお値段の安さ。通常販売価格は1,000円となっていますが、なんと1箱が398円(税込429円)という驚きの安さで販売されています。原材料としては大麦若葉単独の商品で、この他にはブドウ糖が使用されています。

肝心の大麦若葉ですが、「農薬を一切使わず栄養たっぷりの土で育った」「日本の有機JAS認定の大麦若葉末使用」とのこと。ただ、生産国は日本、原材料は中国とあります。安い理由はこれか?! これまで試してきた青汁でも、安いものはたいてい中国産の原材料が使用されていました。

ただ同じ中国産でも、今回のおいしい大麦若葉は有機JAS認定とあります。これまでに外国産で無農薬の青汁はいくつか見かけましたが、中国産で有機JAS認定というのは果たして……?

有機JAS規格とは?

農薬や化学肥料などの化学物質に頼らず自然の力で育てられた農産物のことを「有機農産物」または「オーガニック」と呼んでいます。

日本では有機農産物であることを認める規格として有機JASが用いられています。これは国際規格に準ずるもので、その基準は日本農林水産省によって定められています。

具体的な基準には、

・農薬や化学肥料などの合成化学物質を3年以上使用していない農地で栽培したもの
・栽培過程においても農薬、化学肥料、生物薬剤、放射性物質、遺伝子組換え技術を全く使用していないもの
・農地や施設、使用する用具などに農薬や化学肥料の飛散、混入がないもの
・雑草や害虫、病気などを防ぐために農薬に頼らず栽培したもの
・栽培によって環境破壊を起こさないもの

などがあります。
有機JAS規格と聞くとなんとなく有機肥料のみを使う完全無農薬をイメージしてしまいますが、実際には安全性が高いとされている一部の農薬の使用が可能になっているんですね。

ただこのおいしい大麦若葉は農薬も使用していないとあるので、中国産とはいえある程度の安全性は確保されていると言えそうです。

おいしい大麦若葉の口コミを調べてみました

プラス評価の口コミ
・ほんのり甘くて香ばしさもあり、おいしい青汁です。
・溶けやすく甘みもあり、飲みやすいです。
・これを飲み始めてから便秘がなくなりました。
・値段が安いので、まとめ買いしやすい。
・まとめ買いしてもコンパクトで場所を取らない。
・飲みやすいし、とにかく安いので何度もリピートしています。
・国産ではないが有機JAS認定なので安心して飲んでいます。

マイナス評価の口コミ
・少し粉っぽいし、甘くてあまりおいしくないです。
・安いだけあって効果は今ひとつ。次回はもう少し高いものを選びます。
・糖分が多いし栄養成分が少ない。安いから仕方ないのですが。
・何回かリピートしましたが、途中から品質が低下し、味も悪くなりました。
・品質が安定していないのはなぜ? 無農薬の表示がある箱とない箱がある。
・気付かずに買ってしまいましたが中国産でした。
・開封するのにハサミが必要。四角い袋でペットボトルで青汁を作るのに入れにくく不便。

楽天市場で扱っているだけあって、非常に多くの口コミが寄せられていました。ご紹介した口コミはマイナス評価のものも多いのですが、全体的には良い評価が9割以上を占めていました。ただし残りの1割の中にいくつか具体的でかなり厳しい意見が含まれていたのが気になりました。

これらの口コミは本当? 実際に購入し、飲んで確かめてみることにします。

おいしい大麦若葉(HIKARI)を実際に飲んでみました

注文から4日で到着しました。今回、398円で一箱購入しましたが、実はこれだけで買うと送料のほうが高くついてしまいます。30箱セットなら送料は無料になりますが、さすがにいきなり30箱購入するのも躊躇してしまうので、他の入用なものと抱き合わせて送料がかからないようにしました。
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パッケージには色とりどりの野菜の写真が使われていますが、原材料は大麦若葉のみ。内容を確認して購入しているのでいいのですが、ちょっと紛らわしい表示と言えるかもしれません。

口コミでは「無農薬の表示があるものとないものとがある」とのことでしたが、今回購入したものには「無農薬」の文字は見つかりませんでした。(※購入サイトには農薬を使用していないとの記載があります。)

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箱の中身はこんなふうになっています。青汁の中袋は10袋ずつ繋がっているんですね。ハサミを使わないといけないというのはこのことのようです。

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コストカットのためだと思えば個人的には我慢できる範囲ですが、確かに利便性には欠けてしまいますね。
では中身を開けてみます。

おいしい大麦若葉(HIKARI)パウダー
明るい黄緑色をした、かなり細かいパウダー状です。こうして皿やコップに出す場合には気になりませんが、パウダーが柔らかすぎて袋からスムーズに出てこないため、ペットボトルに入れるには確かに難儀しそうです。
抹茶に似たような香りで、青臭さは感じられません。
では水に溶かしてみることにします。

おいしい大麦若葉を水に溶かして

購入したサイトには「コップ1杯(100cc)の水または牛乳等に1包(3g)を溶かしてお飲み下さい」との記載がありますが、箱には説明がありません。食品だから飲み方は自由なのでしょうが、目安の記載があってもいいのではないかと思いました。

おいしい大麦若葉を水に溶かして

水にはとても溶けやすいですね。そのままスプーンでかき混ぜているうちに、ダマになることもなく溶けました。飲んでみると大麦若葉特有の香ばしさと甘みがあります。クセや青臭さはないものの、若干粉っぽく、水っぽい感じがありました。

ブドウ糖が入っているので甘みは比較的しっかりしています。飲みやすい反面、このブドウ糖は余計なものと考える方も少なくないでしょう。

口コミにあった品質のムラについては一度の購入では確認できませんが、今回購入したものに関しては状態の悪さなどは特に感じられませんでした。

おいしい大麦若葉牛乳に溶かして

手持ちのシェイカーを使って100ccの牛乳に溶かしてみました。非常にスムーズに溶けます。
おいしい大麦若葉牛乳に溶かして

牛乳に溶かすとますます甘みがしっかりしますし、味わいもまろやかです。甘めの青汁がお好きな方や子供さんにはおいしく飲めるのではないでしょうか。

なお、サイトには青汁に牛乳とはちみつを混ぜて作る「青汁オレ」のレシピが紹介されていましたが、青汁だけで十分甘さはあるので、はちみつの量を加減しないとかなり甘くなってしまいそうです。

おいしい大麦若葉に期待できる効果

食物繊維による便秘解消

野菜が不足することでテキメンに現れてくるのは便秘の症状。野菜不足を手軽に補える青汁なら食物繊維も豊富に含まれています。おいしい大麦若葉のパッケージには「食物繊維54.7%含有」との表示があります。これは青汁1包3gに対して食物繊維が1.64g入っているということを表しているようです。

食物繊維には次のような働きがあります。

・大腸を刺激して蠕動運動を促す。
・便の量を増やしてスムーズな排便に導く。
・余分な脂質や老廃物を吸着して体外に排出させる。
・お腹の中で膨らみ空腹感を和らげる。

便秘を解消することでデトックスやダイエットにも効果を発揮する食物繊維。腸内環境が整い毒素が排出されることで間接的に肌をきれいにする働きも期待できます。

β-カロテン、SODなどによる活性酸素の除去

大麦若葉にはβ-カロテンやビタミンE、ルテイン、クロロフィル(葉緑素)、SOD(スーパーオキシドディスムターゼ)など強力な抗酸化成分が含まれていることから、細胞を傷つけ老化させる活性酸素を効果的に除去することが可能です。

中でもSODは大麦若葉や明日葉などごく少数の食材にしか見られない特徴的な酵素。シミやシワ、たるみの防止など美容面で言うアンチエイジングだけでなく、高血圧や糖尿病、脂質異常といった生活習慣病を防ぐ働きも期待されます。

これらの抗酸化成分は免疫力をアップさせる働きもあるため、アレルギーによって起こる花粉症やぜんそく、鼻炎、アトピーなどに対しての働きも注目されています。

鉄分などによる貧血の防止・改善

大麦若葉には鉄分やビタミンB2、B12、葉酸、クロロフィルなど貧血の改善には欠かせない成分が豊富に含まれています。これらの成分、特に鉄分は毎日の食事で比較的不足しやすいミネラルなのですが、大麦若葉の青汁を飲めばコンスタントに補給することができます。

「HIKARIおいしい大麦若葉」と他の青汁との比較

おいしい大麦若葉と他の青汁をいくつかの視点から比べてみます。今回は大麦若葉がメイン素材として使用されている「やずや養生青汁」「やまだの青汁30」の2つをピックアップし、比較してみました。

原材料で比較

おいしい大麦若葉…大麦若葉(中国産、有機JAS、無農薬)、ブドウ糖
やずや養生青汁…六条大麦若葉(国産、無農薬)、デキストリン、ハトムギエキス
やまだの青汁30…大麦若葉(ニュージーランド産、無農薬)、よもぎ、抹茶(国産)、馬鈴薯デンプン、乳糖、還元麦芽糖

いずれも無農薬で育てられた大麦若葉が使用されていますが、やずや養生青汁は大分産が、やまだの青汁30はニュージーランドの契約農家によって作られたものが使用されています。

成分で比較

この3つの商品に共通して明らかになっている主要栄養成分を比較してみました。おいしい大麦若葉とやまだの青汁は1日分を1包、養生青汁のみメーカーの推奨量通り1日分を2包として計算しています。

おいしい大麦若葉 やずや養生青汁 やまだの青汁30
食物繊維 (g) 1.64 0.04 0.54
鉄 (mg) 0.56 0.8 0.25
カルシウム (mg) 5.55 12 7.8
カリウム (mg) 40 90 33

公開されている成分が全てではありませんが、比較できる範囲内では最もいい数値だったのがやずやの養生青汁でした。ちなみにやずやの養生青汁は、製造過程で食物繊維をあえて省き、水溶性食物繊維の仲間であるデキストリンがプラスされています(上記数値外)。

おいしい大麦若葉は口コミの通り、やや栄養面では劣っていますが、それでもやまだの青汁より多く含まれている成分も見られます。おいしい大麦若葉は栄養満点とは言いづらいですが、お値段を考えると頑張っていると言えるかもしれません。

おいしい大麦若葉 1杯(3g)あたりの成分

おいしい大麦若葉 1杯(3g)あたりの成分

価格で比較

1日あたりのコストを税抜き、送料別で計算してみました。上記の通り、やずやの養生青汁のみ1日分を2包として計算しています。参考価格として定期コース利用時の最安値も右側に記載しています。

おいしい大麦若葉…13.2円(定価なら33.3円)
やずや養生青汁…200円/170円
やまだの青汁30…82.7円/70.3円

ご覧の通り、おいしい大麦若葉は安い! 逆にやずやの養生青汁は比較的高価な部類に入る価格設定です。この数字をみると、栄養素・産地と価格はほぼ比例していると言えそうです。

味で比較

原材料が似ていることもあり、味のほうも「香ばしく、ほんのり甘い」といった系統が似ている3商品です。ただしやまだの青汁にはよもぎが入っているため、ハーブのような爽やかな風味があります。

甘みの度合いは
やまだの青汁>おいしい大麦若葉>やずや養生青汁
の順になるでしょうか。

おいしい大麦若葉は溶かしたときにざらつきが残ってしまうので、そこが少し気になる点ではあります。

「HIKARIおいしい大麦若葉」まとめ

有機JAS認定を受けた大麦若葉とは言え、安全性を考えるなら「中国産」の3文字がどうしても気になってしまう「おいしい大麦若葉」。しかしこのお値段と大麦若葉ならではの飲みやすさは大きな魅力でもあります。産地よりもコストを重視したい方におすすめしたい青汁です。

中河環

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